NORIさん、naonaoさんと南青山の『青山 仁』で和食を堪能し、「ザ・ストリングス表参道」の『ZelkovA』でコーヒーを楽しんだ後は、お二人とお別れし、私は摂取カロリーを消費するためにウォーキングをすることに。
表参道交差点から青山通りを東に向かって歩く。
まず見えてきたのが、「Itochu Garden」。
ここには周富徳さんの中華料理店、『広東名菜 富徳』がある。
富徳さんがまだお元気だったころにはここで色々お話をしたことを思い出す。
外苑前の銀杏並木の緑がとても濃い。
入口には、段ボールとブルーシートで造られた、”東京城”。
会田誠氏の作品だ。
赤坂御用地に至る。
この緑を左手に観ながら、元赤坂方面に歩き続ける。
右手には「青山ツインタワー」。
ここのリーデルのショップでは何度かワイングラスを買った。
虎屋赤坂店は木質調の建物に生まれ変わっている。
豊川稲荷東京別院に至り、山門をくぐって境内に入る。
ここは、愛知県豊川市豊川町にある曹洞宗妙厳寺(豊川稲荷)の東京別院。
まずは奥の院にお参り。
続いて本殿にお参り。
赤坂見附まで来た。
ちょっと寄り道をして弁慶橋を渡る。
この先には「東京ガーデンテラス紀尾井町」や「ホテルニューオータニ」があり、以前はよく泊まっていた。
さらにその奥には紀尾井ホールがあり、何度もクラシックコンサートを聴きに来ている。
弁慶橋ボート場は休業中なのだろうか。
船も無く釣り人の姿もない。
永田町から皇居に向かって青山通りを歩き続けると、最高裁が見えてきた。
青山通りの終点は皇居。
ここを右折し、内堀通り沿いに歩を進める。
お堀を覗き込むと、水草が繁茂している。
刈り取らないと、水草に覆い尽くされそうだ。
何時もは車で通り過ぎるだけなので、内堀通りを観察することも無かった。
こんな案内も新鮮に感じる。
奥の左に二重橋が見える。
内堀通りから行幸通りに右折する。
ずっと先に見えるのは、東京駅丸の内駅舎。
地下に下り、行幸地下ギャラリーをひとわたり見て歩く。
新丸ビルの中を通って地上に出ると、丸の内仲通りを大手町方面に歩く。
緑がとても濃くなっている。
向かった先は、「丸の内テラス」の『エスプリ・ド・タイユヴァン』。
ここまで1時間40分、約12,000歩のウォーキングで、もう汗びっしょり。
顔馴染みのソムリエたちに迎えられ、よく冷えた泡で身体を冷やす。
パリゴ&リシャールが造る、パリゴ、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ、モノクローム。
コート・ドールのぶどうで造られた、高品質のクレマンだ。
グラスはとても軽く薄く口当たりが良い。
オーストリアのザルト、デンクアート。
ランチには遅く、ディナーには早い時間なので、店に他に客は居ない。
感染予防のため開け放たれた前後のドアを吹き抜けるそよ風が心地良い。
この時間、ソムリエの皆さんも手持無沙汰なので、ワイン談議に花が咲く。
話しが弾み、『タイユヴァン』厳選のワインが並ぶセラーに入り、色々なワインについて語り合う。
プリューレ・ロックのニュイ・サン・ジョルジュ、プルミエ・クリュ、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2017年がある。
この2011VTを先日遊歩さんが飲まれていた。
羨ましい限りだ。
泡を一杯だけ飲んで帰るつもりだったが、壁のタイユヴァン・コレクションを見ていると、もう一杯飲みたくなった。
コレクション・タイユヴァン、サンセール・ルージュ、2016年。
バックラベルを見ると、フランスのオーガニック認証のABマークと、ビオディナミ生産者組合のビオディヴァンのマークが付いている。
造り手は、サンセールで4世代にわたってワインを生産する名門、ドメーヌ・ヴァシュロン。
49haの畑を有し、全てのワインでオーガニック認証を得ている。
透明感のあるルビー色。
ラブベリー、ブルーベリーの香り。
口に含むと、スミレやレーズン、そして黒い土のニュアンス。
しっかりとしたタンニンと活き活きとしたミネラル。
これは素晴らしいピノ・ノワールだ。
さすがタイユヴァンが選ぶワインは質が高い。
気が付くと、もうディナータイムが近くなっている。
そろそろ帰途につくことにする。
丸の内仲通りの店々の明かりが目立つようになっている。
南青山、表参道、そして丸の内で過ごす楽しい午後でした。