ウォーキングと夏の実り、そして今夜のお家ワイン、アルダレス・オーガニック、ヴェルデホ、スペイン | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

6月末のウォーキング。

 

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梅雨の中休みの青い空。

ぽっかりと浮かぶ白い雲。

金魚のランチュウ、それとも空飛ぶ筋斗雲。

 

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夏が近づくにつれ、色々な実りも見られるようになった。

5月下旬には枇杷がたわわに実っていた。

バラ科ビワ属の常緑高木で、中国南西部原産。

 

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枇杷の樹も実家の庭にあったので、枇杷は買って食べるものという認識が無い。

でもスーパーで買うととても高価。

冬に白い小さな花を咲かせ、花言葉は、”温和”、”治癒”、”密かな告白”、”愛の記憶”。

 

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6月中旬にはヤマモモの実が色付いてきた。

ヤマモモを見ると、かずみさんを思い浮かべてしまう。

ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑高木。

原産地は、日本、中国南部からインドにかけて分布している。

 

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実は甘酸っぱく、ジャムにされることも多い。

花言葉は、”教訓”、”一途”、”ただ一人を愛す”。

 

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6月中旬のブラックベリー。

まだ実は赤い。

 

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そして7月中旬のブラックベリー。

熟成が進み、黒く色付いてきている。

 

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一度に色付けばよいのだが、先端から順々に熟れるので、ジャムを作る場合には大量の実を集めるのが大変だ。

花言葉は以前も書いたが、”人を思いやる心”、”あなたと共に”、”素朴な愛”、”孤独”、”嫉妬心”。

 

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花の根元が膨らんだような変わった実を付けているのは、ザクロ(柘榴)。

これは6月中旬の撮影。

ザクロはスーパーフードと呼ばれ、色々な効用を持っている。

カリウムによる高血圧の予防・改善。

アントシアニンによる癌や生活習慣病の予防。

ポリフェノールの一種、エラグ酸による美白、糖尿病予防。

タンニンによる抗酸化・抗菌作用。

 

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ザクロの原産地はイランやアフガニスタン近郊と言われ、イランはザクロの一大産地。

日本でザクロジュースが女性にとても良いとブームになった時は、イランから大量に輸入された。

テヘランでは街角のザクロスタンドで目の前でザクロを絞ってもらい飲んでいたが、今思うと、硬いザクロの実がどうしてあんなに簡単に絞れていたのか不思議。

調べてみると、イランのザクロはメイコーシュという最高級品種で、皮が薄いのが特徴なのだそうだ。

 

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7月中旬の撮影。

実がだいぶ大きくなっている。

ところで、ザクロと聞いて鬼子母神伝説を想い起こす茶目子さんは、かなりの博学。

さらってきた子供を食べていた鬼子母神をお釈迦様が改心させ、人の子の代わりに食べるように与えたのがザクロなのだ。

 

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栗の実も大きくなってきた。

これも7月中旬の撮影。

 

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栗の花は臭いけど、緑の若い実はボンボンみたいでとても可愛い。

 

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無花果の実も見付けた。

実はウォーキングの途中に何本か無花果の樹があったのだが、この木の他は実を付けていなかった。

実を付けない無花果を見ると、イエスが実のならない無花果を呪い、枯らしてしまった話を思い出す。

聖書の中には無花果を使ったたとえ話が幾つも出てくる。

 

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無花果の樹も実家の庭にあったのでよく食べた果物。

今は干し無花果の方がワインに合うので好きだ。

イラン産のカリカリの干し無花果も良いが、トルコ産の柔らかなものがより美味い。

イスタンブールでは市場で干し無花果を袋一杯買い、ホテルの部屋でチーズ、赤ワインと共に楽しんでいた。

 

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そしてキウイの実もだいぶ大きくなっている。

これは6月末の撮影。

 

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こちらはホオズキ(鬼灯)で、6月末の撮影。

白い花が咲き、その下には実が生っている。

ホオズキと言えば、浅草寺のほおずき市。

7月9日、10日に予定されていたが、今年も中止となってしまった。

7月6日~8日の入谷鬼子母神の入谷朝顔まつりも中止となっている。

 

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7月中旬にはオレンジに色付いてきた。

ナス科ホオズキ属の多年草で、原産地はユーラシア大陸、北アメリカ。

花言葉は、”偽り”、”ごまかし”、”欺瞞”、”心の平安”、”不思議”、”自然美”。

この紙風船のようなのは咢が生長したもので、小さな赤い実が中に入っている。

大きく膨らんだ実は偽物で、中が空洞であることからこんなネガティブな花言葉が付いている。

夏の実りに癒されたウォーキングでした。

 

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今夜はスペインのオーガニックワインを抜栓。

緑の蝶が舞うこのエチケットに惹かれ、ジャケ買いした。

 

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カスティーリャ・ラ・マンチャ、バルデペニャスのボデガス・アルスピデが造る、アルダレス、オーガニック・ブランコ、2018年。

ボデガス・アルスピデは1999年3月に18人のワイン愛好家によって創られたワイナリー。

 

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エチケットには大きな”bio”の文字。

ジルベール&ガイヤールのインターナショナル・チャレンジ2019で金賞を獲得している。

 

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バックラベルには、オーガニックワインであることを示す認証マークが三つ。

EUのオーガニック認証のユーロ・リーフ、欧州ヴェジタリアン連合のヴィーガン認証のVマーク、スペインのオーガニック認証のソイスセルト。

 

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ネックシールにも緑の蝶が飛んでいる。

 

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グラスに注ぐと、淡い麦藁色。

香りは控えめ。

口に含むとパイナップルやトロピカルフルーツのニュアンス。

その後は軽い苦みを伴う切れの良さ。

 

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温度が上がってきてもあまり甘みが増さない。

夏に飲むのに適した辛口の白だ。

ぶどうはヴェルデホ100%。

発酵、熟成はステンレスタンク。

スペインの爽快なオーガニックワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。