代官山のフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
ドゥラモットのブラン・ド・ブラン、アルフォンス・メロのエドモン、J.L.シャーヴのエルミタージュを飲んだ後は、コンドリューの伝説的生産者、ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネが造る、サン・ジョセフ、テール・ダンクル、2011年。
テール・ダンクル(インクの大地)の名のとおり、とても濃い赤紫色。
熟したプラムやカシスのニュアンスに、スパイシーな味わい、強いが果実味に溶け込んだタンニンが続く。
強く、洗練されたボディだ。
ぶどうはシラー100%、平均樹齢は30年。
鴨胸肉のローストと腿肉のフイユテ、インゲン豆とオレンジのサラダ、オレンジ風味のジューソース。
ハンガリー産鴨胸肉の焼き色が素晴らしい。
鴨にはオレンジ風味のジューソースが良く合う。
写真では見えないが、鴨肉の下にはたっぷりのシャンピニオン。
付け合わせの野菜の中にもオレンジが。
そして薬味は粗挽き胡椒。
ローズマリーの葉が刺さっているのは鴨腿肉のフイユテ。
中には腿肉のミンチとフォアグラ。
パンを食べ過ぎるとお腹がいっぱいになってしまうが、ソースが美味しいので二個目を食べてしまう。
赤いフルーツとバニラのバシュラングラッセ、フレッシュ・フルーツのサラダと共に。
バシュランはメレンゲでアイスクリームやフルーツを挟んだデセール。
どこにメレンゲがあるのかと思ったら、この白いのがクリームではなくメレンゲだった。
メレンゲの中には、ラズベリーのアイスクリーム、バニラアイスクリーム、そしてチョコレートムース。
これは美しく、そして美味しいデセールだ。
ミニャルディーズは、トリュフチョコレート、パッションフルーツのゼリー、フルーツケーキ、サブレ。
彼女はお腹がいっぱいなので、お持ち帰り。
私は食べてしまう。
濃いコーヒーがいっぱいになったお腹を癒してくれる。
「やっぱりメゾンは素晴らしいわね」と彼女は満足そう。
まだ時間は早いが、蔓延防止等重点措置の最中なので、店内は既にひっそりと静まり返っている。
この廊下の突き当りの壁の向こうに本来のメインダイニングがある。
今は安全のため、パーティー会場の広いサロンをダイニングとして使っている。
早く本来のダイニングルームで食事が出来るようになることを祈っている。
階段の下に並んだ、先崎支配人、原田マダム、入砂料理長、そして大友ソムリエに見送られ、店をあとにする。
代官山のフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす素敵な夜でした。
















