4月初旬のこと、彼女と日比谷で待ち合わせ。
向かった先は、「東京ミッドタウン日比谷」。
”日比谷ブロッサム2021”が開催され、ステップ広場には日比谷ブロッサム・ガーデンが出現。
こんな時だからこそ、春が持つエネルギーの力強さを表現しているのだそうだ。
フラワー・デザインを担当されたのは、第一園芸の新井光史、保屋松千亜紀の両氏。
本会のお店の開店までには時間があるので、日比谷フード・ホールでアペロをすることに。
選んだお店は、『バル&タパス セロナ』。
ここはタパスやピンチョスでワインを楽しむことが出来る、スパニッシュ・バル。
スパニッシュ・バルだが、最初はイタリアのスプマンテ。
エミリア・ロマーニャでチェヴィコが造る、ラルス、スプマンテ・ブリュット。
ぶどうはトレッビアーノ100%。
コロナ前はもっと多くの種類のタパスやピンチョスが並び、自分で選んでトレーに載せていた。
今は欲しいものを告げると、店の方が取ってくれる仕組み。
スプマンテのお供は、オリーブ、ハモンセラーノ、カポナータ。
ハモンセラーノは塩分が少なく、とても美味い。
カポナータは温めて出してくれた。
二杯目の泡はカヴァ。
以前はアンジュエール・ブリュットだったが、銘柄が変った。
ハウメ・セラが造る、グラン・リベンサ、ブリュット。
ぶどうは、パレリャーダ、チャレッロ、マカベオ。
ピンチョスは、彼女はタコのトマト煮、私はカボチャサラダ。
結構ヴォリュームがあり、お腹がそこそこ出来上がってしまった。
サクッと小一時間アペロをした後は、地下一階から二階に上がり、本会のお店、『バーマン』に向かう。
店名の下に書かれているとおり、ここは新潟のワイナリー「カーヴ・ドッチ」と代官山のレストラン『アタ』のジョイントのお店。
”バーマン”とはスウェーデン語で”熱”の意味。
ここは魚介料理が美味いお店なのだ。
エントランスは右と書かれているが、右にはテラスへの出口。
そう、『バーマン』の入り口は館内ではなく、テラスに面しているのだ。
テラスの向こうには、日比谷公園の緑。
コロナ以前はディナータイムの前に、テラスでタパス&ピンチョスでアペロをすることができたが、今は閉じている。
ディナーの開店時間に到着したので、店内に客の姿はないようだ。
ガラスに日比谷公園の緑が写り、中が良く見えない。
手前にはカウンター席、そして奥にはテーブル席。
私はカウンターが好きで、二人の時はカウンター席を予約している。
テーブル席側は電気が消えている。
コロナ前は常に満席の人気店だったが、ここでも今は厳しいようだ。
私達は日比谷公園の緑を観ることが出来る、カウンターの端の席を選んだ。
彼女と過ごす、日比谷での楽しい夜は続きます。