代官山の邸宅イタリアン、『リストランテASO』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
スプマンテ、シャブリ、シャンパーニュ・ロゼと飲んだ後は、イタリアの赤ワイン。
ピエモンテ州のトラヴァリーニが造る、ガッティナーラ、トレ・ヴィーニェ、2013年。
D.O.C.G.ガッティナーラのワインを飲むのは久し振り。
まず驚くのは、このボトルの形。
出っ張った側を下にして寝かせ、こちら側に澱を貯めるのだそうだ。
ブラックベリー、ブラックチェリー、カシスなどのニュアンスの果実味、更に薔薇、黒い土、シガーの複雑なヒント。
強いタンニンは果実味に溶け込み円やか。
強く洗練された素晴らしいネッビオーロだ。
トレ・ヴィーニェの名前は、三つの性格の異なる畑のぶどうを使って造られていることからの命名。
樽と瓶で合わせて4年間の熟成を経てリリースされている。
蝦夷鹿背肉のロースト、赤すぐりと赤ワインのソース、南瓜のピュレと季節のお野菜。
メニューには記載がないが、蝦夷鹿の上にはフォアグラ。
フォアグラを横に置き直すと、その下には美しい焼き色の蝦夷鹿。
ナイフを入れると、素晴らしい焼き加減。
焼き野菜も美味い。
強いネッビオーロが蝦夷鹿にもフォアグラにも良く合う。
テ-ブル上の花が少し開いたような気がする。
グラッパを入れた鴨のデキャンターが可愛い。
ドルチェが届く。
苺とモスカートダスティのザバイオーネ、ピスタチオのジェラート。
ピスタチオのジェラートは好物。
ザバイオーネの下にもたっぷりの苺が隠れている。
濃厚なコーヒーがいっぱいになったお腹を癒してくれる。
ソーサーには『ASO』の紋章。
パスティッチーニが届く。
私が選んだのは、苺のマカロン、苺のギモーヴ、スノーボール、抹茶のチョコレート。
彼女は何と、7個も取り分けてもらっている。
明るく輝く中庭の向こう側には樹齢300年の欅の樹。
ここが代官山ではなく、郊外の林に囲まれた邸宅に思えてくる。
満足満腹で店を出ると、旧山手通りを下る。
篠崎支配人が見えなくなるまで見送ってくれた。
彼女と過ごす代官山の夜は素敵に更けていきました。

















