四月初旬のこと。
「室町テラス」の『大金星』を出て、ちぃさんと共に向かったのは中央通りを渡った向かい側、「YUITO」の中のイタリアン、『XEX日本橋』。
この時期の演出のテーマは”HANAMI”。
エントランスにも大きな桜の生花があったが、室内にも美しい桜。
奥の明るい場所がレストラン。
そして私達がいるこちら側がバー。
カップルシートを予約しておいた。
写真はお隣の席。
広いバーの中でテーブルセッティングをされているのは、私達のテーブルを含め、三つのみ。
バーの一番奥にはピアノ等が置かれたステージ。
ステージでは慌ただしい人の動き。
スタッフに聞くと、「もうすぐライヴが始まります」とのこと。
席に着くとすぐにシャンパーニュが注がれ、乾杯。
ヴーヴ・ドゥソーが造る、シャンパーニュ、キュヴェ・レテルニテ、ブリュット、バイ・エルネスティーヌ・ドゥソー。
ヴーヴ・ドゥソーはコート・デ・ブランにある人気の小規模の自然派メゾン。
レテルニテとは、フランス語で”永遠”という意味。
青リンゴや洋梨の香り。
口に含むと、黒系果実の凝縮感、そして炒ったナッツやトーストのニュアンス。
セパージュは、ピノ・ノワール85%、シャルドネ15%。
前菜が届く。
今夜の料理は軽いコースで、この前菜とピッツァのみ。
そこで、シャンパーニュを飲み過ぎて悪酔いしないように、アペロでしっかりお腹を満たしておいたのだ。
モルタデッラ、白身魚のマリネ、ミニトマトとモッツアレラのカプレーゼ、ワカサギのフリット、フォアグラのムース、オリーブ、カポナータのブルスケッタ、野菜の自家製ピクルス、パルマ産プロシュット。
これでシャンパーニュは四杯目、早くも二人で一本を飲み干してしまった。
ライヴが始まった。
ビートの効いた歌声が部屋を満たす。
「ミュージックライヴがあるなんて、ラッキーね」とちぃさん。
この時点で客は私達二人だけだった。
「うん、ちぃさんのために頼んでおいたよ」と私。
先程私が、ステージで何があるのかとスタッフに聞いたばかりだったので、一呼吸おいて、二人とも大笑い。
シャンパーニュを飲みつつ、ピッツァが届いたので白ワインも頼んで乾杯。
イタリア、ヴェネト州のカーサ・ヴィニコーラ・ボッテールが造る、リオーネ・デル・ファルコ、キュヴェ・ビアンコ。
ファルコは隼。
レモンやグレープフルーツの香り。
爽やかな飲み口のワインだ。
ぶどうは、トレッビアーノ、シャルドネ。
届いたピッツァは、桜海老と春野菜のピッツァ・マリナーラ。
サルバトーレ・クオモが経営するお店だけあり、ピッツァが美味い。
赤ワインでも乾杯。
赤も白と同じ造り手のワイン。
カーサ・ヴィニコーラ・ボッテールが造る、リオーネ・デル・ファルコ、キュヴェ・ロッソ。
ストロベリーやレッドチェリーの赤系果実の香り。
果実味とタンニンのバランスが良い軽やかな飲み口。
このあと更にシャンパーニュを飲み続け、二本を空けてしまった。
二度目のライヴも聴き、満足して席を立つ。
バーを出ると窓際の通路を歩きエントランスに向かう。
中央通りの向かいには、日本橋三井タワー。
地下道に出て三越前駅に向かう。
時間は午後8時。
まだ早い時間だが、飲食店街に向かう側に人は見当たらず、駅に向かう側には多くの人。
ちぃさんと過ごす、日本橋の楽しい夜でした。























