丸の内のフレンチ、『サンス・エ・サヴール』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
ここは最年少で三ツ星を獲得したプルセル兄弟のモンパルナスのお店、『ル・ジャルダン・デ・サンス』の東京店。
食事前に飲んでいるのは、ドゥラモット、ブリュット。
サロンの姉妹メゾンが造るシャンパーニュ。
夕焼けに染まるシャンパーニュが美しい。
何時も飲んでいる銘柄なので、ワインの説明はスキップ。
窓の外では夕日が今にも沈もうとしていて、皇居が黒いシルエットになってきた。
アミューズ・ブーシュは驚きのヴィジュアル。
添えられているのは、ミモザのブーケ。
豚ほほ肉のコロッケ、フォアグラ入り。
ここの名物アミューズはやはり美味い。
抹茶とゴルゴンゾーラのグジェール。
トマトとニンジンのガスパチョ。
これがガスパチョとは。
つるりと口に流し込むと、確かにガスパチョ、そして美味い。
シャンパーニュの次は、これまた驚きの獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離。
私はフレンチに日本酒を合わせるのは好きではない。
ソムリエからは「ワインに代えますか」と聞かれたが、鴨田シェフには考えがあってのことなので、このまま飲むことにする。
流石二割三分、とてもクリアーな仕上がりで雑味が微塵もない。
この二割三分シリーズは、売り上げの一部が新型コロナウイルスと戦う医療関係者に寄付されている。
シャンパーニュも注いでもらい並行飲み。
シャルトリューズに漬けた北海道産生いくら、フェンネルのスープ、アスパラガスの冷たいフラン、花穂紫蘇の香り。
花穂紫蘇の仄かな香り。
フランの中にはたっぷりのいくら。
いくらの塩味が獺祭にとても良く合う。
鴨田シェフの企みにはまってしまった。
パンが変ったとのこと。
パリジャンとブール。
このパンを切ってお出ししますと見せに来てくれる。
ビゴの店のパンにしたのだそうだ。
まずはパリジャン。
パリっと焼かれた皮の食感が素晴らしい。
やはりビゴのフランスパンは美味い。
パンのお供は、バター。
小豆島のオリーブ、レモン、天日塩が練り込まれている。
陽が落ちたので、キャンドルに灯が燈される。
外が暗くなると、部屋の照明がオレンジ色なので写真の色が出なくなってしまった。
今夜の白ワインは、好きな造り手の物。
南フランス、ルーション地区のスター・ドメーヌ、ドメーヌ・ゴビーが造る、コート・カタラン、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2016年。
コート・カタランはスペインとの国境に近い、ピレネー山脈の麓の丘陵地帯。
このヴィエイユ・ヴィーニュに使われるぶどうの樹は1935年植樹の古木。
濃厚な果実味、活き活きとしたミネラル、ボディーを引き締める酸、それらが一体となって複雑なストラクチャーを形作っている。
セパージュは複雑で、マカブー40%、グルナッシュ・ブラン30%、シャルドネ15%、グルナッシュ・グリ10%、カリニャン・ブラン5%。
秋田県産ボタン海老とレモンコンフィのタルタル、キャビアのアクセント。
テーブルに筒が二本届いた。
何かと思ったら、福井県ワトム農園産有機栽培ビーツのガスパチョ。
とても美しい仕上がりとなった。
添えられているのは、宮崎県OGAWAファームの香りトマト。
そして赤玉葱とカシスのマルメラード。
マルメラードはロシアでポピュラーなお菓子。
一番下には、プティポワのジュレ。
細部にまでこだわった食材の競演が素晴らしい。
ボタンエビはサクサクで、殻まで完食。
丸の内の南仏料理の名店、『サンス・エ・サヴール』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。























