三月初旬のウォーキング。
真っ青な空も良いが、こうして雲がぽっかり浮かぶ空も好きだ。
この日も気持ちよく12kmのウォーキング。
色々な道を歩いていると、面白いものに出会うことがある。
門柱の上に鎮座する魔除けのガーゴイル。
ガーゴイルとは本来は魔物等の形をした雨樋の排水口のことだが、日本では魔物の置物をガーゴイルと呼んでいる。
これは二年半前に訪れたフランス、ディジョンのノートルダム教会のガーゴイル。
ガーゴイルから雨水を排出することにより、雨水が建物の表面を流れて壁や彫刻を劣化させるのを防いでいる。
ガーゴイルには魔物の像と並び、人間の像も多く使われている。
ところで、「ザ・ペニンシュラ東京」から丸の内仲通りを見下ろしているこの怪物をご存じだろうか。
ポケモンのモンスターのようにも見えるこのガーゴイルには歴とした由来がある。
これはこの場所にあった日活国際会館(後の日比谷パークビル)の9階に設置されていたガーゴイルを、そのまま同じ高さに再設置したもの。
彫刻家の黒田嘉治氏(故人)の作品で、戦後の日本人を勇気づけるために製作されたのだそうだ。
話しはウォーキングに戻り、こんなガーゴイルも置かれている。
こちらには三体。
一見可愛く思ったが、よく見るとやはり可愛くはない。
犬のような怪物は何故か横向き。
これはどう見てもポケモン。
別の門柱には可愛い魔除けの置物、シーサー。
左右に対で置かれている。
沖縄ご出身の方の家なのだろうか。
こちらのシーサーは彩色。
もちろん左右対で設置されている。
こちらのお宅の門柱には大きな狛犬。
撮影しなかったが、玄関脇には大きなトトロの石像。
こちらの狛犬は左右一対が一緒に置かれている。
ちゃんと阿形と吽形になっている。
そして門の上にはこんな可愛い番犬も。
魔除けではないが、ちゃんと番犬の役割は果たしてくれそうだ。
そして〆は可愛い人形たち。
こちらは魔除けや番犬ではなく、千客万来。
ガーゴイルや狛犬、シーサー、そして可愛い人形たちに癒されたウォーキングでした。
今夜はまとめ買いした春酒の中の一本を飲むことに。
石川県白山市の小堀酒造が醸す、萬歳樂 純米酒 石川門100%使用 限定品。
石川門は石川県独自の酒造好適米。
小堀酒造は石川門というブランドの酒もリリースしているが、これは萬歳樂の名前で出された石川門の酒。
米の旨みを持つフレッシュですっきりとした辛口。
適度な酸味が心地良い。
白山市産石川門を100%使用し、精米歩合は70%。
お目出度い名前の春酒を楽しんだ、今夜のお家ワインでした。