二月末のウォーキング。
空は淡い雲に覆われている。
今の季節には珍しい雲だ。
一時間ほど歩いていると雲が切れ、青空が広がってきた。
そこに突如現れた面白い形の雲。
女王蜂が大空から地上にダイブしているように見える。
風が強いのであっという間に形が崩れてしまった。
雲は束の間の芸術。
気温が上がり、花々が開いて街が明るくなった。
白のクリスマスローズが元気に咲いている。
クリスマスローズは実生で育てられることが多いが、種から生える株の花は親株と同じとは限らず、花色が安定しない。
そのため園芸品種名が無い不思議な植物なのだ。
紫のクリスマスローズも美しい。
花言葉は、”慰め”、”中傷”、”私を忘れないで”、”私の不安を和らげて”。
ストックの花も咲いている。
耐寒性のある植物だが、今年は開花が早い。
ストック全般の花言葉は、”愛の絆”、”豊かな愛”。
沈丁花の花がもう咲いている。
思わず立ち止まり、撮影をし、顔を近づけて香りを楽しむ。
花言葉は、”栄光”、”勝利”。
オトメツバキ(乙女椿)の美しい花が咲いていた。
完璧な美、と言える美しさだ。
蕾も付いているので、まだまだ楽しむことができる。
オトメツバキの花言葉は、”ひかえめな美”、”ひかえめな愛”。
葉っぱの無い枝に黄色い花がいっぱい咲いた樹を見付けた。
近寄ってみると、サンシュユ(山茱萸)の花だ。
葉が出る前に花を咲かせるので、黄色い花色が一層鮮やかに見える。
このため別名は、ハルコガネバナ(春黄金花)。
中国・朝鮮半島原産の花木で、開花時期は三月~四月なのだが、今年は二月が暖かく、早く開花している。
花言葉は、”持続”、”耐久”。
私の部屋の窓際でも可愛い花が咲いている。
スイート・アリッサムのホワイト。
地中海沿岸原産の多年草(一年草)。
本来は多年草だが高温多湿に弱いので、日本では一年草として扱われている。
テーブルの上に置いておくと、蜂蜜のようなとても良い香り。
よく考えれば蜂蜜の香りは花の香りなので、同じ香りがして当たり前。
エディブルフラワーであり、食べることもできる。
花言葉は、”優美”、”美しさに勝る価値”、”飛躍”。
今夜はイタリアのオーガニックワインを抜栓。
カヴィロ社が生産する、タヴェルネッロ、オルガニコ、トレッビアーノ/シャルドネ、ルビコーネ、2019年。
カヴィロ社はイタリア最大の農業協同組合で、20,000軒の組合員と44,000haの畑を傘下に持つ。
ワイン生産量のシェアーはイタリア全体の10%を占めている。
タヴェルネッロには7つのラインナップがあり、その内の一つがオルガニコ=オーガニックのシリーズ。
バックラベルには、EUのオーガニックワイン認証マーク、ユーロリーフ。
色合いは淡い黄金色に微かにライム色が混じる。
グレープフルーツ、リンゴ、ハチミツのニュアンス。
軽やかな酸を持ち、後味は爽やか。
気軽で美味いオーガニックワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。