熊本牧場直営 岩部商店で熊本の日本酒飲み比べ、北千住 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

銀座、丸の内でちぃさんと過ごす楽しい休日の続き。

丸の内から千代田線に乗って向かったのは、北千住。

実は先日、北千住のお店に私が忘れ物をしたので回収に向かったのだ。

 

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銀座で12時にランチを始めたが、『アルジェント』でゆっくりフレンチを楽しみ、ブリックスクエアの『A16』でのんびりワインを飲んでいたので、北千住に着いた頃には夕闇が迫っていた。

 

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向かったのは、熊本料理のお店、『熊本牧場直営 岩部商店』。

 

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前回は一階のテーブル席だったが、今回は二階席。

くまモンが座っている長椅子が続く並びのテーブルに案内されたが、一つだけ離れたところにある四人用のテーブルに変えてもらい、着席。

やはりフィジカル・ディスタンシングが重要。

 

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窓の前には、日本酒がずらりと並ぶ。

くまもとの日本酒ALL\450と書かれているが、熊本の酒は左下の一角だけで、あとは十四代、飛露喜、而今。

450円は魅力的な価格だが、量は60ml。

 

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まずは生ビールで乾杯。

テーブルの真ん中にアクリルカーテンがぶら下がっているので、その先に手を伸ばしてグラスを合わせる。

 

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ここの生ビールは、一番搾り。

 

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酒の肴は、あご出汁おでん10種盛り。

鰯つみれ、イカ天、がんもどき、大根、熊本のあげ、竹輪、ちくわぶ、しらたき、玉子、ロールキャベツ。

あご出汁がとても美味い。

 

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からしがホタテガイの殻で出される。

 

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地鶏天草大王のタタキ。

薬味は、わさび、生姜、ニンニクの三種。

 

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この生感覚が素晴らしく、とても美味い。

 

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熊本の日本酒は前回数種類を飲んだが、まだ飲んでいない酒もあるのでそれらを飲み比べ。

選んだ酒は、この五種。

 

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熊本市の瑞鷹が醸す、瑞鷹 吟醸酒 吉祥瑞鷹。

山田錦と吟のさとを用い、精米歩合は58%、熊本酵母と協会1801号酵母で醸されている。

香りが良い端麗辛口の酒だ。

 

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阿蘇郡小国町の河津酒造が醸す、小国蔵一本〆 純米吟醸酒。

小国町産一本〆を58%まで磨き、熊本酵母で醸した酒。

心地良い吟醸香、米の旨みとキレの良い辛口がバランスした美味い酒だ。

 

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上益城郡山都町の通潤酒造が醸す、純米吟醸酒 雲雀(ひばり)。

通潤の純米大吟醸は何度か飲んだことがあるが、雲雀は初めて。

特約店限定商品なのだそうだ。

山都町産の華錦を55%まで磨き、熊本酵母で醸されている。

香りも口当たりも柔らかく、ふんわりと気持ち良くなれる酒だ。

雲雀は熊本県の県鳥なのだそうだ。

 

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山鹿市の千代の園酒造が醸す、吟醸 熊本神力。

幻の酒米、神力を55%まで磨き、熊本酵母で醸されている。

神力の酒を飲むのは初めてかもしれない。

ファーストアタックは強い米の旨み、その後はキレのある爽やかな辛口。

 

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阿蘇郡小国町の河津酒造が醸す、七歩蛇(しちほだ) 純米吟醸酒。

一本〆を50%まで磨き、熊本酵母で醸されている。

小国蔵一本〆とは精米歩合違いの酒。

七歩蛇は妖怪の名前で、噛まれると七歩歩まぬうちにこと切れるのだそうだ。

美味しくて飲み過ぎてノックアウトされてしまう酒ということだろうが、確かに濃厚な旨みを持ちながらキレの良い飲み口の酒だ。

 

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ボトルの前には、10個のグラス。

熊本県にある10の酒蔵の内、前回と今回で六つの蔵の酒を飲むことが出来た。

山村酒造、千代の園酒造、花の香酒造、瑞鷹、河津酒造、通潤酒造の六つだ。

あと飲んでいないのは、熊本県酒造研究所、美少年、室原、亀萬酒造の四つの蔵。

次回は試してみたいと思う。

 

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和らぎ水もジョッキで届き、五個のグラスで飲み比べ。

ランチから飲み続けなので、日本酒五種で一挙に酔いが回る。

 

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すっかり出来上がり、お店の方たちと挨拶を交わし、一階に降りる。

前回は気が付かなかったが、壁には蔵元のサイン。

 

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そして一階にもくまモン。

熊本には数度行ったことがあり、熊本地震の直前にも阿蘇山、熊本城に行ったことを思い出す。

その時は千代の園酒造がある山鹿の温泉宿に宿泊した。

久し振りに熊本を訪問したくなった。

 

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『岩部商店』を出ると、斜め向かい側に有名なお惣菜店、『かざま』を見付けた。

 

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興味本位で覗いてみたが、その安さに驚く。

アジフライ50円、白身フライ40円、餃子一個10円、鶏唐揚げ100g90円。

 

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焼き鳥は1本40円、大きな豚かつが180円。

酔った勢いで、焼き鳥15本、豚かつ1枚、アジフライ2枚を購入。

翌日の朝、冷凍庫に焼き鳥や揚げ物が詰まっているのを見付け、驚いた。

 

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銀座の高級フレンチでのランチに始まり、丸の内でのんびりワインを飲み、〆は北千住でディープに日本酒を楽しんだ、面白い休日でした。