虎ノ門のイタリアン、『マチェレリーア・ラ・ルーナ・ロッサ』でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
飲んでいるのは、シャンパーニュ。
キャティア、ブリュット、アンティーク、プルミエ・クリュ。
一本目をあっという間に飲み干し、二本目を抜栓。
熟成牛ハラミ肉のタリアータ。
焼き色が素晴らしく、肉厚なのが嬉しい。
肉が出されたので、赤ワインをグラスでお願いする。
出されたワインは、トスカーナ州のカステル・イン・ヴィッラが造る、キャンティ・クラッシコ、2014年。
カステル・イン・ヴィッラは注目のキャンティの造り手。
所有する44haの畑は丘の頂上付近にあり南向きという好条件。
あのジャコモ・タキスがカステル・イン・ヴィッラのぶどうに惚れ込み、ティニャネロのファーストヴィンテージをここのぶどうで造ったほど。
色合いは濃いガーネット、ブラックベリー、ラズベリーの甘い香り。
口に含むと、濃厚な果実味と豊かなタンニン、そしてプルーン、木樽、スミレ、バラのニュアンス。
まだまだ熟成のポテンシャルを感じさせる。
ぶどうはサンジョヴェーゼ100%。
アルコール度数は13.5%とちょっと高め。
スロベニア・オークの大樽で24か月熟成、さらに瓶熟6か月という長期熟成を経てリリースされている。
タリアータを二人に取り分けるのは私の役目。
酔っている割には綺麗に盛り付けている。
ラディッキオのサラダも合わせて食べる。
ドルチェは二種。
ひとつはティラミス。
もうひとつは、トルタ・カプレーゼだったような。
ドルチェを食べる頃にはもうすっかり酔っていて、記憶が定かでない。
ドルチェの後にもまだシャンパーニュを飲んでいる。
結局キャティアを二本空けてしまった。
お店のオーナーとシェフに今夜の礼を述べ、店をあとにする。
今夜の客は、ちぃさんと私の二人だけだった。
早くコロナ禍が終息し、街に人が戻ることを祈りたい。
このあとちょっと事件が。
酔っぱらった二人は虎ノ門ヒルズ駅に向かうのだが、歩いても歩いても駅に行きつかない。
かなり歩いた後に、どこかの駅からメトロに乗り、何とか帰ることができた。
空きっ腹に日本酒二杯は危険だと悟った。
空にはウルフムーン直前の、ほとんど真ん丸のお月様。
ちぃさんと過ごす、虎ノ門での飲み過ぎた夜でした。














