二月のある日のこと、ちぃさんと銀座で待ち合わせ。
外出自粛が続き、ルイ・ヴィトンのショーウインドウを見るのも久し振りのような気がする。
街はヴァレンタインデーの装飾で華やいでいる。
銀座二丁目交差点から、シャネルとカルティエの間、マロニエ通りに入る。
そして並木通りを左折。
角に建つビル、「ZOE銀座」の中に進む。
今日のランチのお店はフレンチの名店、『アルジェント』。
「ZEO銀座」の最上部の二つのフロアーを占め、レセプションと個室は8階に、メインダイニングと広いサロンは9階にある。
レセプションでコートと帽子を預け、内階段で9階のメインダイニングに進む。
階段の周りが鏡張りになっている。
酔ってこの階段を下る時は目が回るので要注意だ。
メインダイニングに至ると、リーデルのグラスが迎えてくれる。
12時に到着したので、まだ先客は2テーブルのみ。
でも一時間後にはこの広いダイニングが満席となり、人気の高さがわかる。
私達が案内されたのは部屋の奥の窓に面したテーブル。
陽射しが強いので、窓の大部分はシェードで覆われている。
正面に見える黒いビルはシャネル。
外壁にもシャネルのマークがいっぱい付いている。
テーブル上にはお洒落なグラッパのボトルと可愛い生花。
ここは以前はイタリアンの『アルジェントASO』だったが、フレンチに変わり、名前も『アルジェント』となった。
このグラッパは、イタリアン時代の名残。
今日はちぃさんのお誕生日のお祝い。
そこで最初はシャンパーニュを選択。
「おめでとうございます」の乾杯。
シャンパーニュは、ドゥラモット、ブラン・ド・ブラン、ブリュット、プール・ヒラマツ。
サロンの姉妹メゾンが造るブラン・ド・ブランは美味い。
最初の皿は、ホワイトアスパラ。
欧州ではホワイトアスパラは春の到来を告げる特別な食材。
アスパラのピューレの上に、生のアスパラ、湯葉、茹でたアスパラ、そして一番上にはエディブルフラワーのアリッサム・ホワイト
ホワイトアスパラを三つの食感で味わえる素晴らしい一皿。
そこに和の食材の湯葉を加えるとは、流石鈴木シェフ。
第二の皿は、車海老、リゾット、ビスク。
見た目は車海老の握りずし。
鈴木シェフの遊び心満載の一皿。
車海老の下には、葱入りのリゾット。
ビスクソースを付けて食べるとすこぶる美味。
見た目は和食でも、味は紛れもなくフレンチというか、イタリアン。
シャンパーニュの次は、大好きな造り手のソーヴィニヨン・ブラン。
アルフォンス・メロが造る、サンセール・ブラン、エドモン、2010年。
アルフォンス・メロはサンセールで19代続く名門で、フランスでDRC、イケムと並ぶ最高評価の造り手。
再び乾杯。
10年の熟成の時を経て、素晴らしい黄金色。
メロ家の家宝とも言えるのが、サンセールの丘の頂上部にある南から南東に面するラ・ムシエールの畑。
この畑の各区画から何種類かの素晴らしいサンセール・ブランが造られているが、その最高峰に君臨するのが、ジェネラシオン・ディズヌフとエドモン。
良いぶどうと熟成によって生み出される、濃厚な果実味と熟成感。
酸は健在で、豊かなミネラルと相まって、重層的でリッチなボディを形作っている。
銀座のフレンチの名店、『アルジェント』でちぃさんと過ごす素敵なランチは続きます。
ところでこれは、我が家の窓辺に咲いているスイート・アリッサムの花。
『アルジェント』で使われていたエディブルフラワー。
甘い香りを放つので、夜はPCの横に置いて癒されている。
アリッサムはアブラナ科の植物で、抗酸化作用が高いポリフェノールを多く含み、花や葉を食べることが出来る。
ただし園芸店で売られている観賞用のアリッサムは農薬を使っている可能性があるので、食用には実生で育てることが望ましい。






















