虎ノ門ヒルズでちぃさんと待ち合わせ。
向かった先は「虎ノ門ヒルズ ビジネス タワー」。
虎ノ門ヒルズ駅ができ地下鉄と直結されたので、「虎ノ門ヒルズ」はとても便利な場所になった。
ここには多くのショップが入居している。
今夜の目的の場所は、三階にある「虎ノ門横丁」。
25の名店が揃っている。
虎ノ門横丁のH.P.を見ると、ほとんどのお店がランチとディナーの二部営業となっており、ディナーは大部分のお店が17時(一部16時)からとなっていた。
これでは緊急事態宣言による時短営業の中、使いにくいと思いながら16時に訪問してみると、11時から20時までの通し営業になっていた。
それをH.P.に記載しないとは、大規模な商業施設としては手抜きと言える。
選んだお店は、『虎ノ門酒場器楽亭+』。
本会ではワインを飲む予定なので、日本酒を飲めるお店を選んだのだ。
ちぃさんが選んだお酒は、秋田県秋田市の秋田醸造が醸す、ゆきの美人 純米吟醸 しぼりたて生酒。
麹米は山田錦、掛米はこまちで、精米歩合は55%。
使用酵母は金沢酵母(協会14号)。
私が選んだのは、静岡県藤枝市の青島酒造が醸す、喜久醉 特別本醸造。
麹米は山田錦、掛米は日本晴で精米歩合は60%。
使用酵母は静岡酵母。
ちぃさんと乾杯。
ゆきの美人は金沢酵母の特徴である酢酸イソアミル系のバナナやメロンの吟醸香に、芳醇な米の旨み。
喜久酔は上品な旨みを持ち、後味はきりりと引き締まった辛口。
静岡酵母らしい美味い酒だ。
お通しは、岡山牛窓のちりめん。
これが美味い。
特製ばくだん。
想像したものとかなり違うヴィジュアル。
具材は、蛸、つぶ貝、ひきわり納豆、分葱、そして卵の黄身。
卵の黄身がとても濃厚。
よく混ぜて食べて下さいとのこと。
二人に分けてもこんなに量がある。
焼き海苔で巻いて食べるととても美味い。
チキンカツは熱々。
塩と和辛子で食べる。
サクサクジューシーで美味い。
ちぃさんの二杯目の酒は、山形県長井市の長沼合名が醸す、小桜 辛口純米+10。
山形県産の食用米を用い、精米歩合は75%、使用酵母は金沢酵母(協会14号)。
名前のとおり日本酒度は+10で、キレのある飲み飽きしない辛口だ。
私の二杯目は、兵庫県宍粟市の三陽盃酒造が醸す、播州一献 七宝 純米 無濾過 生原酒。
兵庫北錦を用い、精米歩合は65%。
メロン系のフルーティーな香り、生酒のフレッシュで濃厚な米の旨みと適度な酸味、後味はすっきりとしたキレを持つ。
七宝シリーズは、2018年11月の蔵の火災に際して応援して下さった方々への感謝の気持ちを込めて造られている。
ラベルにも"感謝"の文字。
サクッと飲んで店を出ると、「虎ノ門横丁」を一巡り。
「この店にも来たいね」、「この店も良さそうだね」と見て歩くが、どの店も客がほとんど居ない。
早くコロナが終息することを祈りながら「虎ノ門ヒルズ ビジネス タワー」をあとにし、本会の店に向かいます。