一月後半のある日のウォーキング。
天気が良いので朝早く出発し、荒川水系を上流にたどり、地図で見付けた川沿いの遊歩道を歩くことにした。
水位計の上に大きな鳥が休んでいる。
これはアオサギだ。
数mの距離まで近付いたが、全く気にする様子は無い。
長い首を折り畳み、羽毛に埋めて気持ちよさそうにまどろんでいる。
この水位計の上だと陸上の動物に襲われる心配も無く、安心して眠ることが出来るのだろう。
別の日に別の場所で見付けたアオサギ。
なんだか後ろ姿がブサイク。
アオサギは首を伸ばしているとエレガントな鳥なのだが、首をすくめていると陰険に見える。
人間には慣れているようで、このアオサギも数mの距離に近付いても動じる素振りも無い。
最初の日のウォーキングに戻り、さらに上流に歩を進めると、浅瀬で餌を探すダイサギを見付けた。
ダイサギが飛ぶ姿は優雅だが、こうしてすいすいと歩く姿は可愛い。
そして水面に映る逆さ鷺は美しい。
これは別の日に荒川水系の別の支流で撮影したダイサギ。
水中を凝視し、餌となる小魚を探しているのだろう。
こんなのどかな風景を見ていると、身も心も癒される。
川面にはカルガモの姿も。
別の場所の浅瀬にもダイサギ。
少し近付くと飛び立ってしまった。
この鷺は小振りなのでコサギなのだろうか。
近付いても飛んで逃げようとはしないが、スタスタと歩き始めた。
見る見るうちに遠ざかってしまう。
結構歩くのも早い。
鷺は飛ぶのも早く、飛んでいる姿を撮影するのは難しい。
偶然捉えたアオサギが飛ぶ姿。
鷺たちが集まる餌場を見付けた。
飛んでいるのはダイサギと、それを追うアオサギ。
ダイサギとアオサギが飛ぶ姿は美しく、貴重なショット。
不思議なことに、アオサギが二羽一緒に居るのを見たことが無い。
ところがアオサギとダイサギが仲良く二羽で一緒に居るのは何度も見ている。
これはどういうことなのか、専門家に聞いてみたい。
四羽の鷺が同じ場所に居るとは、ここは良い餌場なのだろう。
鷺たちに癒されたウォーキングでした。
今夜はイタリアの赤を抜栓。
トッレ・ヴィナリア、モンテプルチアーノ・ダブルッツォ、2017年。
造り手は、アブルッツォ州のカンティーナ・フレンターナ。
イタリアの北部や地中海側のワインは価格が高くなってしまったが、アドリア海側のワインはコスパが良く、好きなワインが多い。
そこで、マルケ州、アブルッツォ州、モリーゼ州、プーリア州のワインを飲むことが多くなっている。
色合いはかなり濃いガーネット。
プルーン、カシス、ブラックベリーの熟した黒果実の香り。
口に含むと、チョコレートやココアの甘い果実味。
その後に適度のタンニンが続き、後味には酸もありキレが良い。
充分に果実味を感じることが出来る、綺麗なミディアム・ボディだ。
ぶどうはモンテプルチアーノで、6か月間樽熟成され、アルコール度数は13.5%。
コスパの良いイタリアの赤を楽しんだ、今夜のお家ワインでした。