ある日のウォーキング。
雲一つない真っ青な空。
と思ったら、雲ではない白いものが。
それはお月さま。
拡大してみると、上弦の月。
今の時期、ウォーキングの道端にもほとんど花が咲いていない。
そこで鳥の写真を撮ることが多くなった。
先日は鷺の写真だったので、今回は鴨の写真。
鴨の一群が水から上がり、日向ぼっこ。
鴨たちはばらばらの方角を向いていたが、私が近付くと一斉に私に背を向けた。
何時でも私と逆方向に飛び立てるように備えているのだ。
背中に緊張感が読み取れる。
ところでこの鴨、よく見掛けるコガモやカルガモとは違った種類だ。
雄の頭は茶色に白い筋、身体は灰色と白。
どうやらヒドリガモのようだ。
川面に浮かぶのは、マガモの雄。
雄は生殖羽が美しく特徴的なのでわかりやすいが、雌は茶色で特徴が無く、種類の判別は難しい。
川べりに佇むのはカルガモの雄。
カルガモの群れが陽を浴びて気持ちよさそう。
首を丸め、寝ているのだろうか。
川面には多くの鴨たち。
複数の種類が居るようだが、この距離では判別できない。
鴨の観察と撮影が目的なら一眼レフと望遠レンズ、それに双眼鏡を持参すればよいのだが、あくまで目的はウォーキング、そこまでするつもりはない。
それでも鴨を観るのは楽しい、
鴨たちに癒されたウォーキングでした。
今夜は高知県のアンテナショップ、「まるごと高知」で年末に購入した酒を飲むことに。
高知県安芸市の有光酒造場が醸す、安芸虎 しぼりたて 純米吟醸 無濾過生酒。
この酒を選んだ理由は、使用米。
土佐麗(とさうらら)を用い、50%まで磨き上げて醸されている。
これは高知県の酒造好適米の開発一覧表。
土佐麗は最新の品種で、R2BYから本格的に使われ始めた。
この米で醸された酒を飲みたかったのだ。
香りは控えめ。
微かな発泡感。
口当たりは生酒特有の甘い米の旨み。
粘性は強く中盤に熟したパイナップルのニュアンスが現れ、その後には切れのある辛さと酸味が続き、ふんわりと柔らかなフィニッシュへと収斂する。
これが土佐麗の味わいなのかは幾つかの蔵の土佐麗を飲み比べてみなければわからないが、美味い酒だ。
土佐麗を初めて楽しんだ、今夜のお家日本酒でした。