ウォーキングと秋の実り、そして今夜のお家ワイン、オホス・デル・グアディアーナ、スペイン | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

ある日のウォーキング。

 

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今年の秋は雨が多く、秋晴れの日はようやく10月下旬になってから。

でも雨さえ降らなければ、ウォーキングには曇りの方が日焼けしないので好都合。

 

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キウイの雌株を見付けた。

キウイは雌雄異株なので、実を生らせるためには雌株と雄株の両方が必要。

 

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実家の庭にもキウイ棚があり、毎年多くのキウイフルーツを収穫していたのでとても懐かしい。

キウイはマタタビ科マタタビ属の植物。

花言葉は、”ひょうきん”、”生命力”、”豊富”。

 

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沢山の瓢箪が生っている家庭菜園を見付けた。

この菜園の持ち主は栽培が上手なようだ。

 

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でもこんなに沢山の瓢箪を何に使うのだろうか。

瓢箪にも花言葉がいっぱいある。

”幸福”、”平和”、”繁栄”、”利得”、”夢”、”円満”、”手に負えないほどの重さ”。

 

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柘榴の実が収穫期を迎えた。

それにしても小さな実が生ってからこの大きさに成長するまでに随分時間が掛かっている。

 

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以前にも書いたが、柘榴の樹は実家の庭に植えられていたので、子供の頃からよく食べていた。

そしてテヘランでは季節になると街角に出る柘榴ジュースの出店で実を絞ってもらって飲んだものだ。

 

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花梨(カリン)の実も熟成してきた。

 

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花梨の実はとても香りが良いが、渋くて硬く、生では食べることが出来ない。

焼酎に漬けて花梨酒にしたり、甘く煮てジャムに加工して食べることが出来る。

花梨の花言葉は、”豊麗”、”唯一の恋”。

 

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黄色い実がいっぱい生った樹を見付けた。

これはピラカンサだ。

 

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ピラカンサには数種類があり、その内黄色い実を付けるのは中国西部原産のタチバナモドキ。

花言葉は、”美しさはあなたの魅力”、”燃ゆる思い”、”防衛”。

 

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そしてこれは黒い実の樹。

赤い花芽の先に黒い実の色合いがとても美しい。

 

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でもこの樹は毒性を持つヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)。

北アメリカ原産の帰化植物だ。

英語ではInkberryと言われるように、果汁はインクの代わりに使われるほど濃く、服に着くと洗濯しても落ちないので要注意。

花言葉は、”野性”、”元気”、”内縁の妻”。

”内縁の妻”の花言葉の由来は不明。

ウォーキングで見付けた秋の実りでした。

 

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終盤を迎えたベランダ菜園。

ピーマンの実は大きくならないまま赤く色づいてしまったので、収穫。

まだ数個残っているが、もう成長しないだろう。

鷹の爪はここのところの晴天で急に色付き、64本を収穫。

残りの数十本も熟成しつつある。

次回が恐らく最後の収穫となるだろう。

 

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今夜は何を飲もうかと、セラーではなくセラーに入りきらないワインを入れた段ボールをごそごそ。

何時買ったのか記憶の無いワインを見付け、抜栓することにした。

 

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スペイン、カスティーリャ=ラ・マンチャ州のボデガス・エル・プログレソが造る、オホス・デル・グアディアーナ、シラー・ロブレ、2015年。

エル・プログレソは1917年設立のスペイン最古の協同組合。

2,200人の組合員と10,000haのぶどう畑を傘下に持ち、EUの中で2~3位の生産量を誇る大手ワイナリー。

 

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エチケットのデザインを見ると、O(Ojos)とG(Guadiana)を目に見立てている。

”Ojos del Guadiana”は直訳すると”グアディアーナの目”。

グアディアーナの湿地帯のことなのだそうだ。

 

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このワインは、2016年のナショナル・ワイナリー・コンクールで金賞を受賞しているようだ。

 

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裏のエチケットにはラ・マンチャのワインであることを示すシール。

 

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色合いはかなり濃い赤紫色。

熟した黒果実の香りに微かな樽香が混じる。

ロブレとはオークのこと。

口に含むと、強いタンニン。

そのあとに、ブルーベリー、カシスの果実味、さらにスミレ、インクのニュアンス。

アルコール感もあり、裏のエチケットを見ると14.5%と高い。

ぶどうはシラー100%。

スペインの赤を楽しんだ、今夜のお家ワインでした。