お腹いっぱいでフレンチの『マチュリテ』を出た四人は、もう少し飲んで帰ろうということで、八丁堀、茅場町をうろうろ。
行こうと思ったお店、『晴レ』が閉店しているという予想外の出来事にもめげず、KEiさんの先導で『つまみ菜』に入店。
開店と同時に入店したので、お店には一番乗り。
リセットビールとレモンサワーで乾杯。
生ビールはキリンの一番搾り。
お通しも美味しそう。
壁には今日の日本酒が貼り出されている。
反対側の壁にも同じく本日の日本酒や焼酎の名前。
同じ内容かと思ったが、微妙に異なっている。
KEiさんもmayuさんも日本酒に詳しいので、これが好いあれが好いと言いながら酒を選ぶ。
最初の酒は、三重県鈴鹿市の清水清三郎商店が醸す、作 純米吟醸 恵乃智。
この蔵を代表する酒だ。
一合ずつもらい、四人で分けると丁度ぐい呑み一杯分となる。
使用米は不明だが、精米歩合は60%、使用酵母は自社酵母。
二種類目の酒は、山口県岩国市の酒井酒造が醸す、五橋 五(five)イエロー 純米酒 白糀。
日本酒の仕込には黄麹が使われるが、この酒は白麹で仕込まれている。
ラベルの文字は”Z”に見えるが、漢字の”五”を崩した書体。
精米歩合は80%、最近増えている低精米酒だ。
お漬物とピクルス盛り合わせ。
博多明太子。
マスカルポーネいぶりがっこ。
酒の肴を取り分け、つまみながらまた酒を飲む。
三種類目の酒は、香川県観音寺市の川鶴酒造が醸す、川鶴 讃岐くらうでぃ。
この酒も白麹、しかも通常の三倍の量を使って仕込まれている。
このため甘酸っぱい味に仕上がっている。
アルコール度数は6%と低い濁り酒だ。
四種類目の酒は、山形県鶴岡市の奥羽自慢が醸す、吾有事 純米吟醸 山の頂。
9月発売の限定酒。
吾有事(わがうじ)とは、曹洞宗の開祖、道元禅師の言葉で、自分という存在と時間が一体になること、つまりやりがいを追求することなのだそうだ。
五種類目の酒は、山形県鶴岡市の冨士酒造が醸す、黒狐 純米大吟醸 無濾過生原酒 蔵出限定酒。
ネックシールにはBLACK FOXの文字。
裏ラベルには黒狐の名前の由来が書かれている。
美山錦を用い、精米歩合は50%、山形酵母で仕込まれている。
六種類目の酒は、山形県鶴岡市の羽根田酒造が醸す、羽村白梅 尾浦城 純米酒。
鶴岡市の酒が三種類連続となった。
使用米はまな娘、精米歩合は70%、酵母は山形酵母。
七種類目の酒は、岐阜県美濃加茂市の御代桜醸造が醸す、津島屋 純米吟醸 無濾過生原酒。
使用米は美山錦、精米歩合は55%。
津島屋とは、創業家の屋号なのだそうだ。
遅めのランチのスタートではあったが、既に時間は夜。
軽く飲んで帰るつもりだったが、結構飲んでしまった。
友人達と過ごす、茅場町の楽しい夜でした。