丸の内のフレンチ、『サンス・エ・サヴール』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
二品目のアミューズが届く。
何だか鳥の巣にある卵のようだ。
栗のブルーテ。
とても滑らかな秋の美味。
栗の実に添えられたエディブルフラワーは、赤いペンタス。
グラフィティー・レッドという品種だ。
器に添えられているのは、栗の葉。
フランス、ブルターニュ地方のゲランドの塩を入れたパン。
バターには、レモン果汁と五島列島の塩が練り込まれている。
合わせて飲んでいるのは、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット・ミレジム、ロゼ、2016年。
このグラスで一本飲み干してしまった。
一皿目の前菜は、ライムでマリネした宮城県産炙り秋鯖のグラブラックス、ルッコラと松の実のペースト。
熊本県産大長ナスとシトロンコンフィーのカネロニ、フロマージュブランの燻製クリーム、有機大根とフランボワーズ。
緑はルッコラと松の実のペースト。
白はフロマージュブランの燻製クリーム。
トマトは福井県ワトム農園のまほうのトマト。
添えられた白い花はフヌイユ(フェンネル)。
秋鯖は脂がのって美味い。
グラブラックスは、スカンジナビアの魚のマリネ料理。
茄子とシトロンコンフィーのカネロニ。
シトロンコンフィーはレモンと生姜のペースト。
有機大根にはフランボワーズが添えられていて、赤のコンビネーションが美しい。
今夜の白ワインは、ドメーヌ・ベルナール・モレ、シャサーニュ・モンラッシェ、プルミエ・クリュ、モルジョ、2006年。
2006年ということは、ベルナール・モレさんが二人の息子に畑を譲る前、まだバリバリ活躍されていた頃のワインだ。
綺麗なレモンイエロー。
グレープフルーツや熟した洋梨の香り。
濃厚な果実味、活き活きとした酸とミネラル、力強くエレガントな素晴らしいボディだ。
二皿目の前菜は、鹿児島県産クルマエビとイタリア産リー・ド・ヴォーとのポワレ。
セップ茸のピュレと軽やかなエキュム、イカ墨のチュイル・クロッカン。
クルマエビとリー・ド・ヴォーの組み合わせとは面白い。
それにしてもクルマエビが立派。
クルマエビの下には、リー・ド・ヴォー。
セップ茸のピュレが良く合って美味い。
シャサーニュ・モンラッシェが美味しいので、どんどんグラスを重ねてしまう。
今夜も飲み過ぎ。
ダウンライトにかざすと、美しい白い火の鳥が現れた。
新しいパンが届く。
ギリシャの二種のオリーブのパン。
二種類目の白ワインも素晴らしい。
ドメーヌ・デ・ロッシュ・ヌーヴが造る、ランソリット・ソミュール・ブラン、2012年。
ロッシュ・ヌーヴのオーナー、ティエリー・ジェルマンはロワール最高峰の造り手と称されている。
樽香、シトラス、ジャスミンの魅力的な香り。
口に含むと圧倒的な果実味と強いミネラル感。
後味に軽い苦みと爽やかな長い余韻。
アンソリットとは、普通でない、奇抜なという意味。
ソミュール地区では珍しいシレックス土壌で栽培したぶどうを使って醸していることからの命名。
ぶどう栽培はビオディナミ。
自然酵母を用い、木製の発酵槽で発酵させ、木樽でシュール・リーで熟成されている。
120℃で蒸し焼きにした鯛、有機さやあかねのブイヨン、フォアグラのキューブとムール貝、サフランの香りを添えて。
鯛は香川県産、さやあかねは北海道白糠町産、ムール貝は岩手県産。
日本各地の食材が使われている。
さやあかねのブイヨンはハーブと貝の出汁を加えて軽やかに仕上げられている。
岩手県産のムール貝はかなり大きい。
シャサーニュ・モンラッシェ(左)とランソリット(右)の飲み較べも楽しい。
丸の内のフレンチ、『サンス・エ・サヴール』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。
























