銀座駅でちぃさんと待ち合わせ、有楽町に向かう。
空には青空が残っているが、有楽町駅前は既に薄暗くなっている。
向かった先は9月1日にオープンしたばかりの『THE STAND』。
ここは朝7時から夜23時半まで営業している、スタンディング・カフェ&バー。
退勤時間前に入店したので店内は混んでおらず、7~8人のお客さん。
私以外全員が女性なのは驚き。
スタンディングだと思っていたが、店の奥のカウンターには椅子も10脚余り置かれている。
私達が座ったカウンターの前には、ミキシング装置やLPのターンテーブル。
壁のラックにはジャズを中心としたLPがぎっしりと置かれている。
最初のワインは泡を選択。
ラテイロン、クレマン・ド・ボルドー、ブリュット。
ラテイロンはボルドー右岸、モンターニュ・サンテミリオンにあるワイナリー。
秋になり気温が下がったとはいえ、冷えたスパークリングは美味い。
グレープフルーツの爽やかな香り。
口に含むと、果実味と酸味のバランスが良く、熟成感もある。
セパージュは、セミヨン85%、カベルネ・フラン8%、カベルネ・ソーヴィニヨン8%で、瓶内熟成期間は24ヶ月と長い。
野菜おつまみ3種盛り。
鶏ササミときゅうりの梅肉和え、冷製麻婆豆腐、冷しトマト。
手羽先チューリップ揚げ。
A5ランク佐賀牛のタタキ風、山ワサビの醤油漬け。
アペロにしてはそこそこ頼んでしまった。
佐賀牛はサシが綺麗に入り、茗荷と刻み大根を包んで食べるととても美味い。
クレマンを飲み干すと、二杯目は白ワイン。
ビコーズ・アイム・シャルドネ・フロム・カリフォルニア、2017年。
ビコーズ・シリーズは、ワイン輸入会社のフィラディスが販売するワイン。
カリフォルニアやフランスからワインをバルクで輸入し日本で瓶詰する、”良いワインを手頃な価格で”をコンセプトとするシリーズ。
色合いは輝きのある黄金色。
再びちぃさんと乾杯。
思った通り、ブレッド&バター系の濃厚なシャルドネ。
気が付くと、お店で飲んでいるのは私たち二人だけとなっている。
このあと退勤の客がどっと入店することになるので、そろそろ次の店に移動することにしよう。
ところで、ここでは美味しいカレーやソフトクリームも食べることが出来る。
次はアペロだけでなく、食事もしてみたいと思う。
マロニエ通りに入り、銀座通り方面に進む。
プランタンの時からずっとあったモンソーフルールが無くなったのは寂しい。
今は花屋もユニクロ・フラワーになっている。
ところでモンソーフルールは西銀座デパートの四丁目に移転している。
銀座二丁目交差点まで来た。
シャネル側からルイ・ヴィトン側に渡り、四丁目方向に歩く。
ブルガリにセルペンティが飾られるのが楽しみだ。
セルペンティが輝くと、一挙にクリスマスの雰囲気となる。
ちぃさんと過ごす楽しい銀座の夜は続きます。