千葉県の鋸山登山を終えた夜、ちぃさんと北千住で過ごす楽しい夜の続き。
『鉄板TOKYO』を出て、軽く飲んで帰りましょうとディープな街を散策。
すると、ちぃさんがあるお店の前で止まり、「目が合っちゃった。来てって手招きされてるんだけど」とのこと。
そのお店は、『ハマちゃん』。
二人とも全く知らないお店だが、覗いてみると店主は良さそうな人だし、先客は一人だけで密ではないし、入ってみることにする。
ここは焼酎のお店なのだそうだ。
珍しい物やレア物の名が並ぶ。
私は焼酎は詳しくないので、大将のハマちゃんにお薦めをお願いする。
「ロックや水割りで飲むのも良いけど、一番美味しいのはお湯割りだよ」とハマちゃん。
出されたコップの中身が酒だと思って飲もうとすると、「まだ駄目、それはお湯。表面張力一杯に焼酎を自分で入れて」と、一升瓶が目の前にドンと置かれる。
鹿児島県鹿児島市の本坊酒造の、貴匠蔵 黒麹かめ壺仕込。
貴匠蔵を醸しているのは、南さつま市の津貫貴匠蔵。
黄金千貫を黒麹で、かめ壺で仕込んだ芋焼酎だ。
アルコール度数は25%。
なみなみと注ぎ入れ、最初のひと口は口で迎えに行く。
ちぃさんの焼酎は、鹿児島県錦江町の白玉酒造の元老院 舜泉の司。
白玉酒造と言えば、魔王の蔵。
原料は麦と芋、麹は白麹、オークの樽で長期熟成されている。
アルコール度数は25%。
このグラス、よく見ると割る比率の線が入っている。
そう言えば昔のギリシャではワインを海水や水で割って飲んでいた。
そのために混酒器(クラテル)が使われ、クラテルには線が入っていて、それに合わせて水とワインを混ぜて飲んだのだそうだ。
この話は、ホメロスの詩集、イーリアスの第一歌に書かれている。
お通しは、きんぴらごぼうと切り干し大根。
二杯目の焼酎は、鹿児島県出水郡長島町の長島研醸が醸す、さつま島娘 長島限定品。
麦麹と米麹を使った二つの原種をブレンドした芋焼酎で、アルコール度数は25%。
長島町内でしか販売されていない限定品なのだそうだ。
さつま揚げ。
これが美味い。
注文したわけではないが、ハマちゃんがその日の美味しい物を適当に出してくれるようだ。
しじみ汁。
肝臓が元気になる気がする。
三種類目の焼酎は、伊佐大泉。
鹿児島県伊佐市の大山酒造が醸す焼酎で、原料は黄金千貫と白豊で、白麹を用い、アルコール度数は25%。
ちぃさんには、とてもカラフルなボトルが出された。
鹿児島県日置市の原口酒造が醸す、MARCO(マルコ) 貯蔵紅芋焼酎。
MARCOも表面張力まで注ぎ込む。
長期間熟成させて甘みが増した紅芋を使い、醸しているのだそうだ。
アルコール度数は25%。
心太。
酸味が気持ち良い。
ここで驚きのラインナップ。
焼酎界の3M、魔王、村尾、森伊蔵。
3Mはストレートでいただく。
これは酔っぱらってからではなく、最初に飲みたかった。
写真を見て驚いたが、3Mの後も飲んでいる。
鹿児島県志布志市の太久保酒造が醸す、侍士(さむらい)の門。
色々なさつまいものルーツ、源氏芋を黒麹で甕に仕込んで醸された焼酎。
鹿児島県薩摩川内市の祁答院蒸留所が醸す、野海棠。
木桶仕込み、木樽蒸留という日本で唯一の製法で造られている芋焼酎。
ハマちゃんこと、浜田義人さんとツーショット。
山帰りなのでラフな格好で失礼。
先客の常連さんによると、ハマちゃんは某大手企業で活躍され、引退後にこのお店を開かれたのだそうだ。
またまた北千住で良いお店を見付けてしまった。
夜も更け、繁華街を歩く人も少なくなっている。
早朝に出発し、千葉県の鋸山に登り、そして北千住で夜遅くまで飲んだ、楽しく長い一日でした。






















