銀座の”何時ものフレンチ”で彼女と待ち合わせ。
何時もは待ち合わせの10分くらい前に着くように行くのだが、今日は電車が遅れてしまい、丁度の到着となりそうだ。
四丁目交差点から速足で銀座二丁目の交差点に向かう。
銀座二丁目交差点を渡り、シャネルとカルティエの間のマロニエ通りに入る。
”何時ものフレンチ”、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』には待ち合わせ時間の1分前に到着。
迎えてくれた竹内支配人が、「先に到着されていますよ」と言いながら席に案内してくれる。
彼女は前回は10分も遅れてきたのに、こんな時に限って早く来るのだ。
窓の外には夕闇が迫りつつあるが、東急プラザ銀座にもその後ろに先端が見えている東京タワーにも明かりはまだ灯っていない。
竹内支配人がスパークリングワインを注いでくれる。
ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ、ミレジム、2016年。
彼女が大好きなワインだ。
ストロベリーやラズベリーの香り。
口に含むと豊かな果実味を持つ、キリリと引き締まったブリュット。
以前はNVだったが、昨年リリースされたキュヴェからミレジムとなり、一層美味しくなった。
今夜も四人用のテーブルに斜向かいのセッティング。
「もう慣れたけど、それでもやっぱりこんなに離れていると話し辛いわね」と彼女。
今夜は星野料理長がどんな料理を出してくれるか楽しみだ。
何時ものバゲットとバターも届く。
これだけでワインが進んでしまう。
水茄子のコンポートと水蛸のベニエ、タブレ、ジャンボン・クリュ、フロマージュ・ブランを添えて。
奥が、フロマージュ・ブランを包んだジャンボン・クリュ(生ハム)。
手前が水蛸のベニエ。
タブレと言っても、見た感じはクスクス。
フロマージュ・ブランの下には、水茄子。
水茄子は浅漬けとマリネの二種が盛り込まれている。
白ワインは初めて飲むもの。
竹内支配人が、「これは高原さんでも飲まれたことがないでしょう」と言って、説明してくれる。
ラングドック・ルーションのジュリエット・トラモンテーヌ、コート・カタラン、コンソレーション、2018年。
コート・カタランのワインは、ドメーヌ・ゴビーのものをよく飲むが、このジュリエット・トラモンテーヌのは初めて。
美しい黄金色。
桃やアプリコットの濃厚な果実味、後味にはレモンピールの微かな苦味。
とてもオイリーで粘性が高く、ドライで驚くほどに美味い。
アルコール度数は14%と高い。
ぶどうはルーサンヌ100%。
ノルウェーサーモンのパイ包み焼き、トマト風味のソース・ベルモット。
パイを切り開くと、中にはサーモン、ほうれん草、サフランライスがぎっしりと詰まっている。
それにしても、このワインは美味い。
サーモンのパイ包み焼きとも良く合い、グラスがどんどん進む。
窓の外に目をやると、重く垂れこめていた雲が切れ、時間は遅くなっているのに先程より空は幾分明るくなっている。
でも宵闇に覆われるのはもうすぐだ。
コート・カタランが美味いので、魚料理を食べた後ももう一杯注いでもらい楽しむ。
彼女と過ごす、『ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座』での楽しい夜は続きます。



















