久し振りに友人達と馴染みのフレンチでディナーを楽しむことに。
待ち合わせの場所は、六本木の国立新美術館にある、『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』。
最近は繁華街を避けるため、六本木ではなく乃木坂から国立新美術館に行くようにしている。
乃木坂駅から国立新美術館に繋がる地下通路で検温と手指の消毒を済ませると、エスカレーターを乗り継いで美術館へのアプローチデッキに出る。
美術館の入り口で、再度手指の消毒。
この後レストランの入り口でも消毒をするので、三回連続となり、手の肌が荒れそうだ。
六本木側から来ないと、黒川紀章氏設計の建築物の素晴らしいフォルムを観ることはできないのが残念。
今夜のレストランは、この逆コーンの造形物の上。
三階に上がると、レストランを横から観ることができる。
開かれた空間の中に浮かぶレストランは、三密とは縁のない世界。
今夜は丸テーブルに四人分のセッティングがされている。
さて、今夜の植田シェフの料理が楽しみだ。
メンバー四人が揃い、乾杯。
今夜のメンバーは、KEiさん、ちぃさん、りりかさん、そして私。
飲んでいるスパークリングは、『ポール・ボキューズ』の定番ワイン、ヴーヴ・アンバルが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット・ミレジム、2016年。
前菜は、魚介とブイヤベースのジュレ、にんにくのムースリーヌ。
暑い季節には、冷たいブイヤベースのジュレが嬉しい。
魚介は、鱸、帆立、烏賊、海老、そしてサーモン。
にんにくのムースリーヌが味に変化を与え、美味い。
バゲットも届く。
フランスで作られた生地を冷凍で空輸し、ここで焼いている。
このカレー風味の鶏のリエットがパンに合ってとても美味いのだ。
暑い日に飲む冷えたヴーヴ・アンバルのクレマン・ミレジムは最高に美味い。
どんどんグラスを重ねてしまい、今夜も飲み過ぎになってしまいそうだ。
今夜の白ワインは、ロワールの珍しいAOCのもの。
レモンやオレンジの爽やかな香り。
果実味と酸とミネラルのバランスが素晴らしく、オレンジピールやグレープフルーツの苦味がボディを引き締めている。
ドメーヌ・サン・ニコラ、レ・クロ、フィエフ・ヴァンデアン・ブレム、2018年。
ドメーヌ・サン・ニコラはロワールのビオディナミの造り手。
フィエフ・ヴァンデアンは2011年に認定された新しいAOCで、ブレムは大西洋に面した地区。
ぶどうはシュナン・ブランが主体(規定では60%以上)で、シャルドネとグロロー・グリが加えられている。
秋田県産北限のシイラのロースト、ケッパー風味の焦がしバターソース、ジャガイモのガレット。
シイラを使うとは、珍しい。
外洋の表層に生息する大型肉食魚で、私もトローリングで釣ったことがある。
ハワイではマヒマヒと呼ばれ、最近は日本でもこの名前の方がわかりやすいかもしれない。
パリっと焼かれたジャガイモのガレットも美味い。
辛口の白ワインが魚料理に良く合う。
クレマンに続き、白も飲み過ぎ。
四人での会話が楽しく、どんどん飲んでどんどん食べていたが、ふと視線を上げるとガラス張りの壁の外は既に暮色に染まり始めている。
友人達と過ごす、国立新美術館の『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』での楽しい夜は続きます。




















