ウォーキングをしていると、ふわりと漂う芳香。
遊歩道の角を曲がると、梔子(クチナシ)の花。
梔子は三大香木のひとつ。
春の沈丁花、夏の梔子、秋の金木犀。
それに冬の蝋梅を加え、四大香木と言われることもある。
あまりの香りの良さに立ち止まり、香りを楽しみ写真を撮影。
今日も楽しいウォーキングでした。
緊急事態宣言解除後、二度目の外食は代官山のフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』。
TVドラマ”グランメゾン東京”で、レストラン「gaku」の舞台になったお店。
最初の外食は西麻布の『レストランひらまつ レゼルヴ』でのランチだったので、ディナーとしては外食再開後初めてとなる。
代官山で彼女と待ち合わせると、お買い物。
彼女が好きなセレクトショップや、アンティーク・グッズのお店を見て歩く。
旧山手通りを進むと、イタリアンの名店、『リストランテASO』の前に出た。
正面の建物は『カフェ・ミケランジェロ』、この奥に『リストランテASO』がある。
そう言えば、お家籠りをする前の最後のディナーはここ、『リストランテASO』でだった。
代官山T-SITEにも寄りたいが、レストランの予約時間に間に合わなくなるので先を急ぐことにする。
代官山フォーラムの中庭には、『メゾン ポール・ボキューズ』に下る階段。
『メゾン』は、この地下全体を占めている。
階段を下り、レセプションに進む。
階段を下ると、先﨑支配人とスタッフたちが迎えてくれる。
レセプションには何時もスタッフが立っているが、この写真は別の機会に撮らせてもらったもの。
まずはラウンジで一休み。
マスクを外す前に彼女が化粧直しをしたいとのことで、ここで待つことにしたのだ。
ダイニングルームはこの長い廊下の先にある。
でも、先﨑支配人が案内してくれたのはダイニングではなく、サロン。
客同士のフィジカル・ディスタンシングを充分にとるため、広いサロンにテーブルをゆったりと配置し、ダイニングとして使っているのだ。
私達のテーブルは一番奥。
「貴方と一緒だと、何時も一番良いテーブルに案内されるので嬉しいわ」と彼女。
まずは今夜のメニューをチェック。
入砂シェフがどのような料理を考えてくれたのか楽しみだ。
先﨑支配人と入れ替わりに、大友ソムリエが挨拶に来てくれる。
今夜のワインについて意見を交わすのが楽しい。
最初は冷えたシャンパーニュ。
サロンの姉妹メゾン、ドゥラモットの、シャンパーニュ、ブリュット、プール・ヒラマツ。
シャルドネの聖地、ル・メニル・シュール・オジェ村に本拠地を構える、1760年創業の老舗メゾン。
ドゥラモットはやはり美味い。
暑い季節に冷えたシャンパーニュ、あまりの美味しさに立て続けに三杯を飲んでしまった。
セパージュは、シャルドネ50%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ20%で、瓶内熟成期間は36ヶ月と長い。
シャンパーニュのお供はグジェール。
フロマージュの香りが食欲を誘う。
美しいアミューズ・ブーシュが届いた。
一番上には、レモンのクリーム。
その下には、サーモンタルタルとフロマージュブラン。
ソースは、トマトのジュレ。
シャンパーニュが一層進んでしまう。
熱々のパンも届く。
バターがこんな形で出されて驚く。
実はこのバターは、エシレ・ドゥ(無塩)。
何時もは包装されたまま二人に一つ出されるのだが、感染防止対策のため、二つに切り分けられてそれぞれ出されたのだ。
代官山の大好きなフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。