西麻布の白亜の一軒家フレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす、緊急事態宣言解除後初めての素敵なランチの続き。
ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム2016年、アルフォンス・メロのサンセール、ラ・ムシエール、2013年を飲んだ後は、赤ワインをボトルで注文。
ブルゴーニュで注目の女流醸造家、クローディ・ジョバールが造る、リュリー、ラ・ショーム、2017年。
クローディ・ジョバールは自らのドメーヌを運営するだけでなく、ブルゴーニュの名門ネゴシアン、ルモワスネの醸造責任者としても活躍している。
ソムリエールの田中さんからコルクを受け取り、品質をチェック。
次に彼女もチェックし、にっこり笑ってうなづく。
テイスティングを終え、二人のグラスに注いでもらう。
ブラックベリーやダークチェリーの香り。
豊かな果実味、薔薇やスミレのニュアンスが心地よいが、酸とタンニンはまだ若く、もう少し熟成させると一層バランスが良くなる。
このワインは、今まではもっとバックヴィンテージを飲んでいたので、2017年VTがとてもフレッシュに感じる。
鴨胸肉のロースト、ソース・エーグルドゥース。
ポテト、ルッコラ、イベリコ豚のサラミが添えられている。
上に乗っているフォアグラは、内木場シェフからのプレゼント。
鴨にソースエーグルドゥースは安定の美味しさ。
エーグルドゥースは甘酸っぱいソースで、”aigre=酸っぱい”と”doux=甘い”を合わせた名前。
濃厚なタルトショコラクラシック、バニラのアイスクリームを添えて。
このタルトショコラ、名前通り濃厚で美味い。
彼女も私もチョコレート系のケーキが大好きなのだ。
食後はコーヒー。
ミニャルディーズも可愛く美味しい。
リュリーも飲み干してしまった。
今日はランチにしては飲み過ぎ。
陽が少し傾き、窓から入る陽射しの脚が長くなった。
坂元支配人がシェードを下ろしてくれる。
気がつくと、満席だったダイニングルームには私たち二人だけとなっている。
テーブルの数が1/3程に減らされているのでテーブル間の距離が充分にあり、満席でも安心して食事を楽しむことができた。
奥の左右の柱の縦長の絵は、ベルナール・ビュフェの作品。
左の絵もベルナール・ビュフェ、右の絵はマリー・ローランサン。
二階のレセプション・フロアーに下りると、坂元支配人、内木場シェフ、田中ソムリエールが並んで私達を待たれていた。
皆さんと今日の料理やワインに関しお話しするのが楽しい。
何時もは閉じているガラスのドアが全開となっている。
感染対策で換気を良くしているのだ。
この白い花は、ヤマボウシ。
ハナミズキにそっくりだが、ヤマボウシの花はハナミズキより開花時期が遅い。
そして、ハナミズキの葉が丸みがあるのに対し、ヤマボウシの葉は細長い。
エントランスの上の屋根が開けられているので、青空が見える。
三階のダイニングに陽の光が射していたのは、屋根が開けられていたためだったのだ。
三人が一階のエントランスの外まで見送りに出てくれる。
そして私達が地中海通りから外苑西通りへの角を曲がるまで、見送ってくれた。
私達も角で皆さんに一礼し、帰途に就く。
帰りにフランス産のオレンジ・マーマレードをいただいた。
手書きのメッセージが添えられている。
二か月間の休業を経て再開したものの、客足は遠く厳しい経営が続いているものと思われる。
その中でも今までと変わらぬ、いや今まで以上に心のこもったおもてなしが心に沁みる。
またすぐに、今度はディナーに伺うことにしよう。
そのためにも、コロナがこのまま終息することを願いたい。


















