首都圏の緊急事態宣言が解除され、ようやく外食を再開することが出来るようになった。
と言ってもコロナウイルスが撲滅されたわけではないので、5月末にまずは用心しながらランチを楽しむことに。
日比谷線六本木駅から六本木ヒルズのメトロハットに向かう地下道。
何時もは多くの人で混雑する場所だが、驚いたことに歩いているのは私一人だけ。
メトロハット内の長いエスカレーターを上り、66プラザに出る。
何時もは賑やかな66プラザには数人の方が居るだけで、閑散としている。
オメガ・カウントダウンクロックの前は何時も足早に通り過ぎるだけなので、まじまじと見たことが無かった。
何故か、東京2020パラリンピック開会式まで45日の表示。
蜘蛛の足元では、ここに住んでいると思われる外国人の方が一人、体操をしている。
花を愛でる人は居なくても、美しい花は季節を彩っている。
彼女と待ち合わせたレストランは、西麻布の白亜の一軒家、『レストランひらまつ レゼルヴ』。
ここには毎年10数回は訪れているが、外出自粛のため今回は三か月ぶりの訪問。
レセプションに向かう階段で迎えてくれる天使と母子像に、久し振りのご挨拶。
レセプションで坂元支配人に迎えられると、まずは検温と手の消毒。
そのあとは好きな絵画の前の椅子に腰かけ、彼女を待つことにする。
この絵は、19世紀後半に活躍したフランスの画家、シャルル・シャプランの代表作の一つ、「A Song Silenced」。
レセプション・フロアーには、ロイヤル・コペンハーゲンのアンティークの陶磁器が幾つか飾られている。
彼女が到着し、アンティークなエレベーターで三階のメインダイニングに向かう。
メインダイニングでは多くのテーブルと椅子が取り払われ、座席数は1/3程度となっている。
数少ないテーブル数ではあるが、今日のランチは満席とのこと。
料理は特別コースを頼んである。
ワインを何にするか、コースメニューを見ながら彼女と相談。
今日のテーブル上のパリの小物は、エッフェル塔、バス、そしてレストランの立看板。
最初は冷えた泡をグラスで。
ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2016年。
「美味しい。レストランで飲むヴーヴ・アンバルはやっぱり好いわね」と彼女。
豊かな果実味と熟成感、そしてハチミツやブリオッシュのニュアンスを持つキレの良い辛口。
久し振りに『レゼルヴ』で飲むヴーヴ・アンバルのミレジム、2016が一層美味しく感じる。
産地直送のお野菜のバリエーション菜園風。
野菜は、福井県福井市の砂丘地域にある、ワトム農園産。
紅芯大根、ミニトマト、蕪、姫人参、ブロッコリーで、ソースはツナで作られたトンナートソース。
バゲットも届く。
皮はパリパリ、中はしっとりで美味い。
白ワインもグラスでいただくことにする。
今日のグラスワインは三種。
クローディ・ジョバールが造る、リュリー、モンターニュ・ラ・フォリ(ブルゴーニュ/シャルドネ100%)。
ソーテルヌのクロ・デ・リュンヌ、キュヴェ・リュンヌ・ダルジャン(ボルドー/セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%)。
アルフォンス・メロが造る、サンセール、ラ・ムシエール(ロワール/ソーヴィニヨン・ブラン100%)。
選んだのは、サンセールで19代続く名門、アルフォンス・メロのサンセール、ラ・ムシエール、2013年。
綺麗な果実味と、キリリと引き締まった活き活きとしたミネラルと酸。
2013VTなので熟成が進み、重厚さが増したボディーが素晴らしい。
ラ・ムシエールは、サンセールの丘の頂上部分にある最良の畑の名前で、メロ家が単独保有している。
あまりに美味しいので、二杯目を飲むことにする。
目鯛のエスカベーシュ、初夏の野菜のコンフィ。
目鯛は高知県宿毛産。
美味い深海魚だ。
身がとても柔らかく、旨味が詰まっている。
バジルのピストゥーソースとも良く合って美味い。
西麻布のフレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす素敵なランチは続きます。




















