今日も、ウォーキング中に見付けた花々のご紹介。
撮影時期は、五月末。
この日は薄曇りの空。
ウォーキングにはこの位の天気が丁度良い。
晴れた日が続くと日焼けしてしまい、五月下旬で腕の皮が一枚剥けてしまった。
紫陽花に花芽が出ると、梅雨の時期が近付いたことを感じる。
今日は梅雨に因んだ花の特集。
紫陽花は土壌によって花の色が変わるのが面白い。
この花は淡いピンク。
濃いピンクの株も見付けた。
そしてこの花は淡い紫。
少し濃い紫。
そして濃い紫。
紫陽花の花は多種多様。
2,000種類もの紫陽花が存在するのだそうだ。
青をやっと一株見付けた。
花言葉は色ごとに付けられているが、全般的な花言葉は、”移り気”、”浮気”、”変節”、といった花色の移ろいを反映したものと、”和気あいあい”、”家族”、”団欒”といった小さな花が寄り集まった様子を反映したものがある。
ピンクや青の紫陽花が多いが、この花は白。
真っ白の紫陽花がこんなに綺麗だとは知らなかった。
白花の紫陽花と言えば、カジワバアジサイ(柏葉紫陽花)をよく見るようになった。
私が柏葉紫陽花を初めて見たのは、東京ミッドタウン六本木のミッドタウン・ガーデンだった。
北アメリカ東部原産の紫陽花だが、葉っぱが柏に似ているのでこの和名が付けられた。
花が円錐状なのが特徴。
花が真っ白なので、スノーフレーク、スノークイーンなどの品種名が付けられている。
花言葉は、”慈愛”、”清純な心”、”美”、”魅力ある人”、”元気な女性”と良いものばかりなので、女性へのプレゼントに良さそうだ。
郊外に出ると、タチアオイ(立葵)も咲き始めている。
タチアオイはアオイ科に属しているので、芙蓉の仲間。
花も芙蓉に似ている。
タチアオイが何故梅雨に因んだ花かというと、タチアオイの花が咲き始めると梅雨が始まり、先端まで咲き終えると梅雨が終わると言われている。
でも今年は植物の開花が早く、逆に梅雨入りは遅いようなので、時期がずれてしまった。
タチアオイには色々な園芸品種があり、花も多様だ。
淡いピンクのもふもふ感が可愛い。
紅が差すと大人っぽくなる。
それがピンクの八重になると、とても可愛いイメージに。
赤は大人の情熱的な恋のイメージ。
更にフリルが加わると、一層情熱的なフラメンコダンサーを想起させる。
真っ赤な八重のタチアオイはまだ開ききっていない。
紫の花は初めて見る気がする。
本当はもう少し赤紫なのだが、記事にアップすると濃い紫色になってしまった。
タチアオイの学名のアルテア(Althaea)はギリシャ語の治療(althaino)を語源とし、薬草として用いられたことから名付けられたもの。
日本にも薬草として中国から持ち込まれたが、原産地はトルコ/東ヨーロッパと言われている。
西洋には十字軍がシリアから持ち帰って伝えられたとのことで、英語名はホーリーホック(Hollyhock)=聖地の花。
花言葉は、”大望”、”野心”、”豊かな実り”、”気高く威厳に満ちた美”などなど。
タチアオイに似た花は満開となっている。
タチアオイと同じアオイ科のゼニアオイで、原産地は地中海沿岸のヨーロッパ。
ゼニアオイはウスベニアオイの変種とされ、どちらの花もハーブティーの原料となる。
花言葉は、”初恋”、”恩恵”、”温和”、”温厚”、”柔和”、”古風な美人”、”自然を恵む”だが、温和な感じより、私の眼にはもっと快活な花イメージ。
そして梅雨の季節を代表する花、ムラサキツユクサ(紫露草)。
北中南米原産の花で、多くの種類がある。
ムラサキツユクサの特徴と言えば、この飛び出した雄しべ。
次々と花が咲き続けるが、一つの花の命は僅か一日。
朝に咲き、昼か夕方には萎んでしまう儚い命なのだ。
花言葉は、”ひとときの幸せ”、”快活”、”尊敬”、”尊敬しているが恋愛ではない”。
そしてこの時期に目を楽しませてくれるのが、ジャガイモの花。
ジャガイモの花は、種類によって花の色が異なっている。
花言葉もちゃんとあり、”恩恵”、”慈愛”、”慈悲”、”情け深い”と、食の恵に基づく良い言葉が並ぶ。
ウォーキング中に見付けた、梅雨に因んだ花々でした。
今夜は、フランス、ラングドック・ルーションの赤ワインを抜栓。
エスカルが造る、エスカル、ピノ・ノワール、2018年。
エスカルについてはよく知らないが、ラングドック地方でコスパに優れたワイン造りで定評のある造り手のようだ。
少し冷えすぎなのでグラスにフロストが付いてしまい色がわかりにくいが、少し濃い目の澄んだルビー色。
チェリーやフランボワーズの香り。
赤系果実の果実味を持ち、タンニンはまだ若く、後味に軽い苦みを感じる。
彼女が飲めばこれはピノではないと言うだろう。
確かにブルピノとは違うが、これはこれで美味い。
南フランスのピノだが、過度の重さ、泥臭さは感じられず、薄旨系のピノだ。
温度が上がっても雑味は出ず、クリアな果実味をキープしているところは評価が高い。
ラングドックの美味いピノ・ノワールを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。