代官山の邸宅イタリアン、『リストランテASO』で開催された”アニマンテ・ナイト”に彼女と共に参加した素敵な夜の続き。
”アニマンテ・ナイト”は、バローネ・ピッツィーニのフランチャコルタを世界各国で同日に味わうお祭り。
でも今年は本拠地イタリアのロンバルディア州がコロナ禍で大変なことになっているため、日本単独開催となった。
最初のフランチャコルタは、アニマンテ。
美味しいのでどんどんグラスを重ね、既に4杯目。
テーブルに置かれたガラスの容器と花瓶が可愛い。
二種類目のフランチャコルタは、サテン、2015年。
シャルドネ100%で造られた、ブラン・ド・ブラン。
通常のフランチャコルタは5~6気圧と高いが、サテンは柔らかさを出すために1気圧ほど低く造られている。
シトラス、青りんご、洋梨の香り、口に含むと柔らかな果実味と、綺麗な酸とミネラル。
ステンレスタンクとバリックで6ヶ月、瓶内で30~40ヶ月熟成されている。
日向夏、デコポン、甘海老、フォアグラのテリーヌのカクテルミモザ。
春野菜のサラダと共に。
カクテルミモザの上には金箔。
フルーティーな柑橘類の下には、フォアグラのテリーヌ。
春野菜のサラダにはコッパが添えられている。
フォアグラのテリーヌをブリオッシュの上に乗せて食べるととても美味い。
焼きたてのパンは二種。
このホイップバターが好きだ。
三種類目のフランチャコルタは、ナトゥーラエ、2015年。
ノンドサージュのフランチャコルタで、「ガンベロロッソ」でトレビッキエリを獲得している。
洋梨や青りんごの爽やかなフルーツ香。
口に含むと、強いミネラルと引き締まった酸。
後味には炒ったナッツのニュアンス。
評価が高いだけあって、素晴らしいフランチャコルタだ。
セパージュはシャルドネ60%、ピノ・ネロ40%。
ステンレスタンクとバリックで6ヶ月、瓶内で30~40ヶ月熟成されている。
手打ちタリオリーニ、蟹と菜の花と地蛤。
蛤の中には菜の花がぎっしり。
タリオリーニの上には、桜エビ。
蟹と菜の花もたっぷりと添えられている。
混ぜて食べてくださいとのことなので、蛤の中の菜の花も混ぜ混ぜして食す。
春を感じる素晴らしい味覚だ。
四種類目のフランチャコルタは、最上級クラスのバニャドーレ、リゼルヴァ、2012年。
樹齢20年以上の単一畑”バニャドーレ”のぶどうのみを用い、良いぶどうが収穫された年にのみ少量生産される特別なフランチャコルタ。
完熟した洋ナシ、リンゴ、柑橘の香り、強い果実の凝縮感と熟成感、そして果実味と調和した綺麗な酸とミネラル、後味にはブリオッシュのニュアンス。
リッチで優雅なボディのフランチャコルタだ。
セパージュはシャルドネ50%、ピノ・ネロ50%で、ノンドサージュ。
バリックとステンレスタンクで6ヶ月、瓶内で80か月以上の熟成を経てリリースされている。
山形県産和牛ランイチの炭火焼き、赤ワインソース。
百合根とトランペット茸、白アスパラガス添え。
肉の上には黒トリュフ。
ホワイトアスパラガスも炭火焼きされ、綺麗な焦げ目が付けられている。
炭火焼きの山形牛が赤ワインソースと良く合って美味い。
彼女と過ごす代官山のイタリアン、『リストランテASO』での素敵な夜は続きます。