友人達と浅草で過ごす、楽しい午後の続き。
ホッピー通りの居酒屋、『浅草高橋』を出た後は、『酒の大桝ワイン館』に向かう。
ここは「酒の大桝」が営む、ワイン専門のお店。
naonaoさんに教えていただいてから来るようになった。
一階は、カウンターやスタンディングバー。
二階はテーブル席。
開店時間前に入店したので、他に客は居ない。
まずはお店のワインリストから一本選ぶ。
続いて地下のセラーに下り、二本目のワインを選ぶことにする。
地下セラーに続く階段の入り口は腰を屈めないと入れない高さ。
皆さんに頭に気を付けてと注意を促したが、戻りに私が思いっきり頭をぶつけてしまった。
地下セラーにはワインがずらりと並ぶ。
「この造り手は写真家でもあり、エチケットは彼の作品です」などと説明しながら見て歩く。
選んだ二本目のワインは、イタリア、ピエモンテ州のバルバレスコ。
二階のテーブルに戻り、最初に選んでおいたワインで、ちぃさんとpink bouquetさんと乾杯。
フランス、南ローヌを代表する造り手で、シャトー・ド・ボーカステルのオーナーとして有名なファミーユ・ペランが造る、ラ・ヴィエイユ・フェルム、スパークリング、レゼルヴ、ロゼ。
フランボワーズ、黄桃の甘い香り。
フレッシュな果実味と酸のバランスが良いが、空気圧は低めで泡立ちは強くない。
セパージュは、グルナッシュ50%、シラー20%、カリニャン15%、サンソー15%。
このワインを輸入しているのはこの人ですよ、と写真をお見せする。
ジェロボームのオーナー、カール・ロビンソン氏とのツーショット写真。
二人で飲み過ぎて、『アマン・トーキョー』に支払いをしないまま帰ってしまったエピソードをご紹介。
二人が襟に付けているのは、プロヴァンスのミラヴァルのバッジ。
ブラピとアンジーが購入したことで有名になったシャトー・ワイナリーで、ミラヴァル・ロゼはプロヴァンスのNo.1ロゼに選出されている。
このワイナリーのブラピとアンジー(正確には、二人が離婚したので今は子供たちの信託財産)のパートナーが、今飲んでいるロゼ・スパークリングの造り手、ファミーユ・ペランなのだ。
バゲットとオリーブオイル。
ワインに合って美味いので、料理が届く前にむしゃむしゃと食べ始める。
彩り野菜のにんにくアンチョビソース。
新鮮な野菜が美味い。
スパークリング・ロゼをあっと言う間に飲み干し、二本目を抜栓。
イタリア、ピエモンテ州のサルティラーノ・フィリが造る、バルバレスコ、2015年。
カシス、プルーン、そしてビターチョコレート、煮詰めたカラメル、なめし皮の複雑なニュアンス。
果実味、酸、タンニンのバランスも良い。
ぶどうはネッビオーロ。
やはりバルバレスコは美味い。
牛ハラミステーキ。
通常メニューは200gなのだが、300gに増量してもらった。
バルバレスコとの相性ばっちりで美味い。
『酒の大桝ワイン館』を出ると、すっかりほろ酔い加減となった三人は、既に夜となった浅草の街をふらふらと。
帰るのかと思いきや、ちぃさんとpink bouquetさんはラーメンを食べようとすっかり意気投合。
そして向かった先は、『一風堂』。
三人で乾杯。
ちぃさんとpink bouquetさんはハイボール、私はライムサワー。
まずは、博多ひとくち餃子。
私のラーメンは、白丸元味。
一風堂の原点と言える豚骨ラーメンだ。
チャーシューは、肩肉とバラ肉の二種類が入っている。
pink bouquetさんのは、白丸元味にタンメン野菜プラス。
ちぃさんのは、赤丸新味にタンメン野菜プラス。
香味油と辛味噌が加えられている。
紅ショウガと辛子高菜を乗せ、食べる準備完了。
麺リフト。
久し振りに食べる豚骨ラーメンは美味い。
『一風堂』を出ると、街に人影はまばら。
時計を見て驚いたが、皆さんと浅草で11時間近くを過ごしていた。
友人達と過ごす、浅草での楽しい一日でした。