友人達と高円寺のイタリアン、『バール・タッチョモ』で友人達と過ごす楽しい夜の続き。
メンバーは、ちぃさん、茶目子さん、ピエールロゼさん、そして私。
三種類目の南信州ビールは、ポーター。
濃厚な黒ビールも好きだ。
苦味は強いと思っていたのだが、IBU(International Bitterness Units)は19と低め。
これは二ヶ月毎に変わる季節限定商品で、1~2月の生産品。
3~4月に生産されるI.P.A.はIBUが51と驚くほどに高く、飲んでみたいと思う。
四種類目の南信州ビールは、アップル・ホップ。
南信州産のりんごの果汁と麦芽とホップで造られた発泡酒。
爽やかな甘みが心地よいが、アルコール度数は6.5%と高め。
それぞれ個性が強いビールであり、楽しい飲み比べだった。
牡蠣とホワイトアスパラのフリット、トンナートソース。
一皿に4セットで作ってくれたのが嬉しい。
ビールに良く合って美味い。
トンナートソースはツナのソースのことで、ピエモンテ州でよく使われるソース。
馬肉のカルパッチョ。
濃い目の”桜色”の肉が美味しそう。
プーリア州やサルデーニャ島など、イタリアには馬肉を食べる文化がある。
金澤美人れんこんのロースト、チリミートソース。
レンコンにチリミートソースを合わせるとは面白い。
金澤美人れんこんは、石川県金沢市の農業組合法人Oneが生産するブランドれんこん。
四つの皿に取り分けると、アンティパスト・ミストの出来上がり。
ビールを飲み終えると、白ワインのボトルを抜栓し、乾杯。
秋元シェフが修行されたマルヴィラはロエロ村にあることから、ロエロ・アルネイスをお願いしたが、品切れ。
そこでサルデーニャ島のワインを選択。
ピエロ・マンチーニが造る、ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ、2018年。
グレープフルーツや青りんごの爽やかな香り。
果実味とミネラルのバランスが良く、料理に合わせやすい。
ぶどうはヴェルメンティーノ100%。
ホタルイカと生ハムのオムレツ。
あ、ちぃさんが苦手なホタルイカを頼んだのは誰だろう。
ピエールロゼさんがまず1/4をカット。
断面から玉子の汁が染み出してきて美味しそう。
次に私が1/4を皿に取ろうとしたが、失敗。
ばらばらになってしまったが、美味しければそれでよい。
そろそろパスタを頼もうということになりメニューを見るが、パスタが無い。
お店の方に聞くと、「好きなパスタを作りますのでこれに書き込んで下さい」とのこと。
ピエールロゼさんがホワイトクリーム系でカスタマイズ。
そして届いたのがこのパッパルデッレ。
たっぷりのカラスミが嬉しい。
あのカスタマイズシートだけではこのパスタは作れない。
客の好みを知ったうえで、シェフがお薦めを作ってくれるということのようだ。
このパスタ、とても美味い。
マルヴィラの赤のボトルも抜栓。
ピエモンテ州の、マルヴィラ、ランゲ・ロッソ、2016年。
コルクの状態は良好。
透明感のあるルビー色。
チェリー系の香り。
しっかりとした果実味と綺麗な酸。
バランスの良いミディアム・ボディだ。
セパージュは、ネッビオーロ70%、バルベーラ30%。
友人達と過ごす高円寺の楽しい夜は続きます。