北千住の鮨の名店、『千住 しげ』でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
三種類目の日本酒は、宮城県大崎市の一ノ蔵が醸す、一ノ蔵 特別純米 素濾過 生原酒。
有機栽培のササニシキを用いた、期間・数量限定の特別な純米酒。
うすにごりのように見えるが、これは酒器に白い色が付いているためで、実際には無色透明。
米のふくよかな旨味が溢れる酒だ。
使用米は、30年以上にわたって有機栽培を続ける白幡晋氏のササニシキで、精米歩合は60%。
素濾過とは活性炭濾過は行わず、酵母や澱のみを除去することで、生酒の風味が活きている。
そろそろ握ってもらうことにする。
ガリは角切り。
ガリを食べ進むと、鳥獣戯画が見えてくる。
鱚。
鰆。
鯵。
四種類目の酒は、山形県鶴岡市の加藤嘉八郎酒造が醸す、大山 純米大吟醸 隠し酒 無濾過原酒瓶火入れ。
再び能作の錫の酒器。
無濾過原酒の重層的な旨味と純米大吟醸のクリアな美味しさを兼ね備えた酒だ。
米は出羽燦々100%で、精米歩合は50%。
桜鱒。
赤身。
大トロ。
あまりに美味しそうで、出された途端に食べてしまったので、撮影忘れ。
これは、ちぃさんからもらった画像。
五種類目の酒は、奈良県奈良市の今西清兵衛商店が醸す、春鹿 純米吟醸 封印酒。
これは日本名門酒会の限定品。
ふくよかな香りを持つ洗練された吟醸酒だ。
兵庫県産山田錦を用い、精米歩合は55%。
コハダ。
包丁の技が美しい。
金目鯛は炙りで。
車海老。
海老が大きいので、ちぃさんには半分に切って出された。
六種類目の酒は、山形県米沢市の新藤酒造店が醸す、九郎左衛門雅山流 無濾過純米吟醸生酒。
豊かな吟醸香を持ち、クリアで切れの良い酒だ。
自社栽培の出羽燦々を用い、精米歩合は60%。
シロイカ。
子持ちヤリイカ。
たっぷり日本酒をいただいた後は、味噌汁が美味い。
〆は、卵焼き。
まるでカステラのようだ。
素晴らしい料理と握りに満足し、大将の大道さんに今夜の礼を述べ、『千住 しげ』をあとにする。
でも、これで終わる二人ではない。
ちぃさんと過ごす北千住の楽しい夜は続きます。