三月下旬のこと、またまた彼女から何時ものホテルでまったりワインのリクエスト。
「メトロポリタン東京」の桜は早くも満開を過ぎ、少し葉が出ている。
ホテルにチェックインを済ませると、待ち合わせ場所のKALDIに向かう。
何時も彼女が待ち合わせ時間より早く到着し買い物をしているが、今日は私の方が先に着くことができた。
レジに並んでいると彼女が現れ、「これをもう一つ買って」とパンダの杏仁豆腐を買い物かごに入れる。
この杏仁豆腐が美味しいのだ。
KALDIの次は、ポンパドウル。
ジャンボレーズンパン、ライ麦マルグリット、プチアンリシールは今夜用。
そしてとろけるチーズパンとフランク&チェダーチーズは彼女の明日の昼食用。
フロプレステージュでも定番の料理三種を購入。
アジアンサラダでも定番の、牛もも肉のロースト、蒸し鶏とパクチーのやみつきサラダ。
残念ながらソフトシェルクラブは無かった。
ナトスでは、マグロたたきサラダ、ハンバーグおろしソースを購入。
柿安ダイニングに牡蠣と牛蒡マヨを買いに行ったが、無い。
そこで、黒酢酢豚を購入。
デザートはグラマシーニューヨークで。
彼女は和栗モンブランにするかミルクレープにするか決めきれないというので、両方購入。
私は春の新作、チェリーブロッサム。
幾つかの紙袋を抱え、「メトロポリタン東京」に戻る。
窓から見える池袋の空。
まだ明るいが、雲が出てきている。
目を下に移すと、屋上庭園。
アイスバケットと取り皿、カトラリー、シャンパーニュグラスをルームサービスで届けてもらう。
シャンパーニュは保冷剤を詰めて持ってきているので、すぐに抜栓し、二人で乾杯。
今夜のシャンパーニュは、アンリ・デュボワ、ブリュット。
活き活きとした酸味が果実味と綺麗に調和している。
セパージュは、ピノ・ノワール65%、ピノ・ムニエ15%、シャルドネ20%。
シャンパーニュのお供は、KALDIのイタリアン・フレッシュ・オリーブ。
定番の、アジアンサラダの蒸し鶏とパクチーのやみつきサラダはたっぷり購入。
やみつきサラダとフロプレステージュのアボカドと生ハムのサラダ。
これもKALDIで定番のウォッシュタイプのチーズ。
アルザス地方の、エルミタージュ、ブー・ドゥ・シュー、プティ・エ・ドゥ。
二週間に一度、金曜日にしか入荷しなかったので、以前は品切れが多かったが、最近は入荷量が増えたようで比較的手に入るようになった。
ポンパドウルのパンも出す。
ジャンボレーズン、ライ麦マルグリット、プティアンリシール。
フロプレステージュの海老とブロッコリーのタルタルサラダも二人の定番。
ブー・ドゥ・シューとプティアンリシールと合わせて食べるとシャンパーニュがどんどん進む。
白ワインも抜栓。
ブルゴーニュ、コート・シャロネーズのクローディ・ジョバールが造る、リュリー、モンターニュ・ラ・フォリ、2009年。
クローディ・ジョバールはブルゴーニュで注目の女流醸造家で、好きな造り手。
ブルゴーニュの名門ネゴシアン、ルモワスネの醸造責任者としての顔も併せ持っている。
2009年VTと10年以上の熟成を経て、色合いは濃い黄金色に変化。
熟成から来るエステル香も心地良い。
口に含むと、濃厚な熟成感と果実味。
良いぶどうが持つ素晴らしい熟成の力を感じる。
2009年VTは12本購入したが、確か残りはあと1本のみ。
TVのニュース解説では、今夜も新型コロナウイルス感染拡大について識者たちが熱く論じている。
「メトロポリタン東京」で彼女と過ごす、まったりワインの楽しい夜は続きます。