高円寺で友人達と過ごす楽しい夜の続き。
メンバーは、ちぃさん、ピエールロゼさん、そして私。
『バール・タッチョモ』を出て向かった先は、予約至難の鮨の名店、『波やし』。
昨年の8月に移転したばかりなので、お店はまだ真新しい。
私達の席は入り口を入ってすぐ右の、大将の林さんの真ん前。
行きつけの鮨屋では入り口横の大将前に座っているので、今夜も同じ位置に案内されてとても嬉しい。
店内はもう満席。
皆さん予約後一年も二年も待ってようやく今日の日を迎えているので、とても嬉しそう。
既にワインを飲んできているので、ピエールロゼさんと私は日本酒でスタートすることに。
最初は季節ものの生酒をお願いする。
出されたのは、この三種類。
それぞれぐい呑みで一杯ずつ味見させてくれるので、好きなものを選ぶことが出来る。
お酒が弱い方は、この試飲だけで酔ってしまいそうだ。
選んだ酒は、石川県白山市の吉田酒造が醸す、手取川 春 純米辛口 生 うすにごり酒。
生酒特有の米の甘い旨味と仄かなガス感。
麹米は山田錦で精米歩合は50%、掛米は五百万石で精米歩合は60%。
三人で乾杯。
ちぃさんの飲み物は、ハイボール。
刺身が届く。
中とろ、鯖、ボタン海老、青柳、蛍烏賊。
どの刺身も品質が高くすこぶる美味。
ちぃさんは光物が苦手だと申告していたので、鯖の代わりに北寄貝。
実は申告忘れの蛍烏賊も苦手。
これは、蛍烏賊が私の皿にお引越しした後の映像。
二種類目の酒を注いでもらう。
秋田県山本郡の山本合名が醸す、山本 純米吟醸 うきうき ピンクラベル。
山本合名は秋田のNEXT5の一角。
酒飲みにとっては、この表面張力が嬉しい。
華やかな香りにまさにウキウキ気分。
すっきりした後味の爽快な生酒。
使用米は吟の精、精米歩合は55%で、酵母はAK-1。
AK-1は秋田県で開発された酵母で、きょうかい1501号として日本醸造協会に採用されている。
焼き鮪、スミイカゲソ、エイヒレ。
日本酒が進む。
毛蟹。
ぎっしり詰まった身が美味い。
ホジホジに忙しく、三人とも急に無口になる。
続く酒はこの二種類から選ぶことに。
この二種類も試飲。
試飲だけで既にぐい呑み5杯。
選んだのは、青森県八戸市の八戸酒造が醸す、陸奥八仙 赤ラベル 特別純米 生原酒を飲むことにする。
八戸出身の後輩が居て、何時も陸奥八仙を持ってきてくれていたので、すっかり好きになってしまった。
米の旨み、酸味、切れ味のバランスが良い酒だ。
麹米は青森県産華吹雪で精米歩合は55%。
掛米は青森県産まっしぐらで精米歩合は60%。
再び乾杯。
茶碗蒸しが出される。
中には、鮑、真鯛、蟹、蛍烏賊。
何とも贅沢な茶碗蒸しだ。
食べようと思ったら、再び蛍烏賊がちぃさんのところからお引越し。
高円寺の鮨の名店、『波やし』で友人達と過ごす美味しく楽しい夜は続きます。