一月のこと、彼女と恵比寿で待ち合わせ。
車に乗り、今夜のお店に向かう。
目的のお店は代官山の邸宅イタリアン、『リストランテASO』。
旧山手通りに面したお店は『カフェ・ミケランジェロ』、その中を通り抜けた奥に樹齢三百年の欅に囲まれた『リストランテASO』がある。
エントランスで迎えられると、今夜のテーブルに案内される。
この右手には二階の個室に続く階段が、そして左のドアを入るとダイニングに出る。
今夜は奥のサロンでパーティーが開催されるため、ダイニング・ルームは使われていない。
サロンには既に多くの客。
そこで天井をパチリ。
テーブルには何時もの飾り皿。
イタリアン総括ソムリエの篠﨑さんが現れ、最初のスパークリング・ワインを注いでくれる。
ボトルを見て驚いた。
イタリア最高峰のフランチャコルタの造り手、ベラヴィスタ。
ロンバルディア州のベラヴィスタが造る、フランチャコルタ、アルマ、グラン・キュヴェ、ブリュット。
このワインはミラノ・スカラ座のオフィシャル・スパークリングであり、私もスカラ座で幕間に飲んだことがある。
瓶内二次発酵で長期熟成されており、きめ細かな勢いのある泡立ちが素晴らしい。
完熟した洋ナシや青りんごの香り。
果実味、酸味のバランスが良く、重すぎず爽快で綺麗なボディ。
セパージュはシャルドネ77%、ピノ・ネロ22%、ピノ・ビアンコ1%で、6~9年熟成のリザーヴワインを加え、瓶内熟成期間は4年以上と極めて長い。
”アルマ”とは、”愛情のこもった”という意味。
フランチャコルタのお供は、グジェール。
フォルマッジョの香りが素晴らしい。
ベラヴィスタのフランチャコルタが美味しいので、グラスを重ねてしまう。
食事前に4杯は飛ばし過ぎ。
前菜に合わせ、次のワインが出された。
シチリアのプラネタが造る、アレマンダ、2017年。
プラネタは好きな造り手で、ほとんどの種類のワインを飲んでいるが、アレマンダは初めて。
プラネタのシャルドネが世に出たときには、その美味しさに驚かされた。
シチリア・ワインの品質が世界に認められる契機となったワインだ。
フレッシュなフルーツを感じる上品な甘口のワイン。
ぶどうはモスカート・ビアンコ。
フォアグラのソテーと薫香をまとった鴨胸肉の温製サラダ、リコッタチーズのクレープと金柑添え。
フォアグラと鴨のサラダとは、贅沢過ぎる組み合わせ。
鴨の焼き色も美しい。
肉厚のフォアグラには、金柑と黒トリュフ。
甘味のあるアレマンダはこのフォアグラに合わせて出されたもの。
















