彼女と過ごすウィーンの旅の続き。
この日は帰国便への搭乗前に、半日の観光をすることに。
空港ホテル、「ホテル・モクシー」をチェックアウトし、ロッカールームにスーツケースを預けると、市内に向かう。
空港駅からSバーンでウィーン・ミッテ駅に向かう。
ウィーン・ミッテ駅に到着すると、隣接のランドシュトラッセ駅でUバーンのU4線に乗り、シェーンブルン駅に向かう。
駅からシェーンブルン宮殿までは徒歩10分弱。
日陰が無いので、カンカン照りの石造りの道を歩くのは厳しい。
チケット販売所で入場券を購入。
一番早いチケットでも、入場時間は2時間後。
そこで再び駅に戻るとU4線に乗り、カールスプラッツでU1線に乗り換え、シュテファンスプラッツで降車。
向かった先は、高級店が立ち並ぶ通り、コールマルクト。
目的のお店は、デーメル。
ここでブランチを食べることにしたのだ。
デーメルは1848年創業の老舗。
王宮のすぐそばにあり、入り口には”宮中御用達菓子商”と金文字で書かれている。
人気の店は、何時も満席。
ここで食べたいケーキのチケットをもらい、テーブルで担当のウエイトレスに渡せば、ケーキが運ばれてくる。
もちろんザッハートルテを注文。
ザッハートルテに関する、ホテル・ザッハーとデーメルのトルテ戦争は有名な話。
通りに面した部屋は満席だったが、奥の部屋に一つだけ空きテーブルがあり、そこに待ち時間なしで案内された。
外は猛暑なので、急いで帽子と上着を脱ぎ、エアコンの効いた部屋で涼む。
これがザッハートルテのチケット。
まずはスパークリング・ワインで喉を潤す。
パンが届く。
クロワッサンと、ずっしり重いパンが二種。
パンのお供はバター、蜂蜜、ジャム。
「こんなにいっぱい出されても食べきれないわね」と彼女。
「このパンは日持ちがするから、持って帰れば良いよ」と私。
茹で卵も届く。
そしてスクランブルエッグ。
彼女が卵を食べないというので、私が食べることに。
茹で卵を割ると、中はトロトロ。
さらに料理が届く。
これは私の分で、彼女にも同じものが出されている。
たっぷりのハムとチーズ。
これがとても美味い。
ベリー類が入ったヨーグルトは見た目も綺麗。
鬼灯が乗っているのは驚き。
食後はザッハートルテとコーヒー。
ザッハートルテにはホテル・ザッハーのものとデーメルのものと二種類ある。
さらにホテル・インペリアルのインペリアルトルテを加えると、三種類になる。
この三種類を食べ較べたことがあるが、私が一番好きなのはこのデーメルのザッハートルテ。
ホテル・ザッハーのザッハートルテにはメダル型のチョコレートが添えられ、デーメルに添えられているのは三角形のチョコレート。
もう一つの違いは、ホテル・ザッハーのにはアンズのママレードが挟まれているが、デーメルのにはそれがない。
私達のテーブルの横のガラス窓からは厨房の様子を見ることが出来る。
奥のカウンターではザッハートルテが何台も作られている。
食事を終えると再び地下鉄に乗り、シェーンブルン宮殿に戻る。
シェーンブルン宮殿に到着。
私はここに来るのは確か五回目。
彼女は初めてなので、案内しながら、彼女が観たいペースで見学することにする。
入り口には多くの観光客。
時間指定制でもこの混雑とは、凄い数の入場者だ。
入館した最初の階段の天井画。
撮影可能なのはここまで。
見学を終え、再び前庭に出る。
このシェーンブルン・イエローが好きだ。
日本庭園が復活した広い庭も見学したいところだが、帰りのフライトの時間が迫っているので空港に戻ることにする。
ウィーン・ミッテ駅でSバーンに乗り、空港に向かう。
ウィーンの街はコンパクトで公共交通機関が発達しているので移動しやすくとても便利だ。
チェックインとエミグレを済ませると、オーストリア航空のラウンジで搭乗までの時間を過ごす。
「今度の旅行も楽しかったわ。ありがとう」と彼女。
「終わってしまうとあっという間だった気がするよ。日本に戻ったら次の旅行の計画を練らなきゃだね」と私。
ロゼのスパークリングで乾杯。
ウィーンで1857年に創業した老舗ワイナリーが造る、カッツ、キュヴェ・ロゼ、メトード・トラディッショナーレ。
瓶内二次発酵で造られた高品質のスパークリングだ。
こんなエチケットのワインもある。
オーストリアのグリューバーが造る、グリーン・ペップ、グリューナー・フェルトリーナー、2018年。
”PEPP”とは”キュートな”という意味。
面白いワインを見つけた。
ファーガス・フーバーはノイシュティフト・アム・ヴァルデにあるホイリゲ(ワイナリーが営むワイン酒場)のはず。
そこのワインということなのだろう。
ぶどうはウィーナー・ゲミシュター・サッツ。
たっぷりワインを飲んだ後は、ウィーンのビール。
オッタークリンガーのラドラー。
ラドラーはレモネードをミックスしたフルーツビール。
これが美味いのだ。
いよいよ帰国便に搭乗する時間となった。







































