彼女と過ごす、クロアチア、ドゥブロヴニクの楽しい旅の続き。
城壁周遊を終えると、街を東西に横切る目抜き通り、プラツァ通りの北側のレストラン街に向かう。
夕方になり、どのお店も客がいっぱい入り始めている。
どのお店で食事をしようかと見て歩く人波で、細い道は大渋滞。
予約しているのは、プリェコ通りにあるこちらのお店、『ママズ・ポット』。
先に訪れたクロアチア・ワインのショップ、『エノテカ』のお隣にある姉妹店。
エアコンが効いているというので、『エノテカ』でワインを買った時に予約しておいた。
『エノテカ』で取り置きしてもらっていたワインを受け取り、このお店でもお薦めのワインを飲むことにする。
まずはミネラルウォーター。
クロアチア最大手のジャムニカ。
ドゥブロヴニクの白ワイン、ディヴァノヴィッチN、マルヴァジア、2017年。
色合いは綺麗な黄金色。
パッションフルーツやパイナップルの豊かな果実味。
口に含むとキリリと引き締まった辛口。
ぶどうは、ランチにはポシップを飲んだので、ディナーにはマルヴァジアを選んだ。
エチケットに書かれている”SUHO”は”辛口”、”BIJELO”は”白”。
”BERBA”は”収獲”。
季節のミックスサラダ、チキン、アヴォカド、海老入り。
ドレッシングはイタリアと同じスタイルで、オリーブオイルとバルサミコを自分で適量掛けて食べる。
野菜が新鮮で美味い。
観光地の料理には疑問符が付くことが多いが、ランチもディナーもレベルが高い。
でも、これで1,600円は決して安くはない。
彼女が軽く済ませたいと言って選んだのは、シーフードスパゲッティ。
残念ながら麺が煮過ぎで美味しくない。
「今までリゾットが美味しかったから、パスタも試してみたかったの。ごめんね」と彼女。
でも量が多いのでお腹はいっぱいになる。
暑さ負けか、二人とも食欲が無いのでメインは省略。
デザートは、二人ともチョコレートブラウニー、生クリーム添え。
これは普通に美味しい。
「今日は楽しかったわ。ありがとう。でも随分歩いたから疲れちゃった」と彼女。
「明日も来られるから、今日はもうホテルに戻ることにしよう」と私。
小箱が届いたので何かと思ったら、計算書が入っていた。
色々と世話を焼いてくれたお店のお嬢さんとツーショット。
顔の大きさがかなり違う。
「20歳なんだって」と私。
「嘘よ、絶対に30歳近くだと思うわ」と彼女。
女性は女性に厳しい。
19時を過ぎ、プラツァ通りも暮色に染まり始めた。
空には家路を急いでいるのだろうか、多くの鳥が舞っている。
クロアチア国旗がたなびく建物にも明かりが灯り始めた。
この国旗を見ていると、連想するのはサッカーと京橋のクロアチア料理のお店、『ドブロ』。
帰国したら、久し振りに『ドブロ』に行こうと思う。
ピレ門を出ると、ホテルに戻るバスを待つ。
ピレ門の奥には、先ほど登ったミンチェタ要塞が見える。
彼女が、「あそこにも行ってみたい」と指さす先を見ると、ロヴリイェナツ要塞。
そこで要塞に続く海岸線の道を進む。
正面に見えているのが、旧市街の西端のボカール要塞。
ロヴリイェナツ要塞は結構高いところにあり、登るにつれて旧市街のオレンジの屋根が視界に入ってくる。
息を切らしながら、要塞に到着。
疲れたと言いながら、彼女は元気だ。
残念ながら要塞の見学時間は既に終了。
要塞の壁にもドゥブロヴニクの守護聖人、聖ヴラホの像。
地上に戻り振り返ると、宵闇に照明が当てられたロヴリイェナツ要塞が浮かび上がり、その上にはお月様。
ホテルに戻る頃には、外はすっかり闇に包まれている。
今夜もグジェール港の明かりが美しい。
彼女と過ごすドゥブロヴニクの旅は続きます。



























