昨年12月のこと、彼女と広尾のお店で待ち合わせ。
場所は最近の二人のお気に入り、『トラットリア・ミケランジェロ』。
待ち合わせ時間より少し早く着いた。
この階段を下りればお店に入れるが、時間が早めだということもあり、別の入り口に回って入ることにする。
ビルをぐるっと回って向かったのは、一階にある姉妹店、『カフェ・ミケランジェロ』。
ここは、日本のカフェブームの火付け役となった『カフェ・デ・プレ』の後継店。
入り口には小さなスノーマン。
カフェの中はクリスマス仕様。
この内階段を下れば、『トラットリア・ミケランジェロ』に行くことが出来る。
まだオープンしたばかりなので他に客は居ない、と思ったら、一番奥の席に彼女の姿が。
私が席に着くや否や、「ね、今夜のスパークリングはカ・デル・ボスコなんだって。嬉しいわ」と彼女。
以前西麻布にあった人気のイタリアン、『タニーチャ』で、カ・デル・ボスコのフリーフロー・ランチの企画があった。
その時に二人で三本も飲んでしまいオーナーの茶谷さんに驚かれたことを思い出し、二人で盛り上がる。
『タニーチャ』は、今は虎の門で営業している。
カ・デル・ボスコのフランチャコルタ、キュヴェ・プレステージは好きな銘柄。
セパージュは、シャルドネ75%、ピノ・ビアンコ10%、ピノ・ネロ15%で、熟成期間は28ヶ月と長い。
最初はミネストローネ、ミラノ風。
米が入っているのがミラノ風なのだそうだ。
寒い季節には、温かなミネストローネが嬉しい。
グリーンアスパラガスのミラネーゼ。
トリュフの香りがすると思ったら、白トリュフオイルが掛けられていた。
自家製ソーセージとちりめんキャベツのプレゼ。
ソーセージが一個転がってしまった。
生ハム・サラミの盛り合わせ。
ブレザオラ、サラミ、小さなパンが入っている。
二人に取り分けるのは私の役目。
アンティパストミストの出来上がり。
白ワインは、ロンバルディア州のカ・マイオルが造る、ルガーナ、2018年。
カ・マイオルは1967年の創業だが、一番古い畑の歴史は1710年に遡る。
淡い麦わら色。
アーモンドの白い花や青りんごの香り。
爽やかな果実味と酸味、ミネラルのバランスが良い。
ぶどうはトレッビアーノ・ディ・ルガーナ。
カ・デル・ボスコとルガーナの並行飲み。
フェトチーネ、猪肉のラグーソース。
猪肉のラグーソースは好物。
もちもちのフェトチーネによく絡んで美味い。
広尾のイタリアン、『トラットリア・ミケランジェロ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。