代官山のフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』で開催された”収穫祭パーティー”に彼女と共に参加した楽しい夜の続き。
フランス産フォアグラのポワレ、グリオットチェリー添え、ソース・エーグルドゥース。
フォアグラは最高級のフランス産。
グリオットチェリーはキルシュのリキュール漬け。
ソース・エーグルドゥースはリヨンの『ポール・ボキューズ』本店のスペシャリティ。
秋トリュフ。
今夜は白トリュフ、黒トリュフ、秋トリュフの三種のトリュフが使われている。
飲んでいるワインは、コンドリューの偉大な造り手、ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネのコンドリュー、レ・シャイエ・ド・ランフェール、2009年。
滅多に飲むことが出来ない素晴らしいワインに感激し、グラスは既に四杯目。
コンドリューがとても強いので裏のエチケットを見せてもらったら、アルコール度数は驚きの14.5%。
熟成が進み淡い琥珀色をしているが、光にかざすと綺麗な火の鳥模様が現れた。
天然平目と帆立貝のポワレ、ノルマンディー風ソース。
ノルマンディー風ソースとは、ムール貝を使ったソース。
平目と帆立貝の合い盛りとは、何とも嬉しい一皿。
赤ワインも素晴らしいものが出された。
しかも、マグナム・ボトル。
ローヌの人気の造り手、ドメーヌ・アラン・ガルティの、コート・ド・ヴィヴァレ、ラ・シラール、2009年。
コート・ド・ヴィヴァレは1999年にAOCに昇格した新しい産地。
この産地を代表する造り手のアラン・ガルティは1995年から例外的にAOC認定を受けていた。
アルコール度数は14%、マグナムなので1.5L入り。
la Syraresはどういう意味なのか調べてみた。
Syrareは、Syrah(シラー)とSi rare(とても珍しい)を合わせた造語なのだそうだ。
濃い赤紫色。
濃厚なシラーの果実味、ブラックベリー、プルーン、カシス、樽由来のバニラのニュアンス。
ぶどうは有機栽培で、セパージュはシラー90%、グルナッシュ10%。
新樽100%で18カ月間熟成されている。
シャラン産鴨胸肉のローストと股肉のフイユテ、縮緬キャベツと共に。
希少なシャラン産の窒息鴨はとても美味い。
ソースは鴨のジュソース。
縮緬キャベツは甘みがある。
キャベツの隣には、セップ茸、トランペット茸も添えられている。
鴨股肉のフイユテ。
パイを切り開くと、中には鴨肉のミンチがぎっしり詰まっている。
彼女と過ごす代官山のフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』での楽しい”収穫祭パーティー”の夜は続きます。