『つな八銀座』で開催された「日本酒と天麩羅の会」にちぃさんと共に参加した楽しい夜の続き。
今夜の蔵元は、奈良県葛城市の梅乃宿酒造。
牡蠣と茄子の博多。
博多とは、博多帯のように素材を重ねて作る料理のこと。
掛けられているのは、梅乃宿のレモンリキュールとパプリカのソース。
これも酒に合って美味いので、グラスが進む。
飲んでいる酒は、ひやおろし 山廃純米吟醸。
ひと夏低温貯蔵され、熟成されたひやおろしはこの季節の美味。
色々な酒を飲み較べるのも面白いが、今夜は飲み過ぎ。
でも〆の食事の前に、アンフィルタード・サケ 純米大吟醸をもう一杯。
〆は、鮭いくらご飯。
海の親子丼だ。
デザートは、自家製酒粕アイスクリーム、梅酒のソース。
使われているのは、梅乃宿の、あらごし梅酒。
奈良県の吉野梅の果肉がたっぷり入っている。
梅乃宿では梅酒だけでなく、色々な種類のリキュールが造られている。
これは柚子、他にあらごしもも、あらごしみかん、あらごしりんご、あらごしれもんがある。
今夜のお酒にも料理にも満足し、竹本店長、尾崎ソムリエに見送られ、店をあとにする。
梅乃宿の方からいただいたお土産は、名前入りのぐい呑み。
そして梅乃宿の宣伝はがき。
日本語、中国語、英語の三か国語で表記されている。
五代目社長は、美しい女性の方。
『つな八銀座』を出ると、前々からちぃさんをご案内すると約束していたお店、『パラダイス・ダイナシティ』に向かう。
ここはシンガポールから進出したお店で、八色の小籠包で有名。
これがその小籠包。
(写真は前回訪問した時のもの。)
でも時間が遅く、L.O.を過ぎていた。
するとちぃさんが向かいにある『よもだそば』を見付け、ここのカレーが美味しいので食べましょうとのこと。
立ち食い蕎麦屋さんかと思ったら、確かに”自家製麺とインドカレーの店”と書かれている。
ちぃさんはよもだカレーを、私はよもだカレーとかけ蕎麦のセットを注文。
この蕎麦、立ち食いとはいえなかなか美味い。
そしてカレーは評判通りの美味しさ。
『よもだそば』の”よもだ”とは、松山の方言で”しょうがないねぇ”、”なんだか憎めない”といった愛情のこもった言葉なのだそうだ。
『よもだそば』は都内には銀座と八重洲にしかなく、ちぃさんに感謝の貴重な経験となった。
今夜は日本酒を飲み過ぎ、天麩羅のフルコースのあとに蕎麦とカレーで食べ過ぎてしまった。
外堀通りから晴海通りに出て、銀座四丁目に向かう。
今夜も銀座東急プラザが明るく輝く。
エルメスの屋上にある花火師の像に目を凝らすが、今夜も掲げられたスカーフの柄はわからない。
ちぃさんと過ごす楽しい銀座の夜でした。