『つな八銀座』で開催された、「日本酒と天麩羅の会」にちぃさんと共に参加した楽しい夜の続き。
今夜の蔵元は、奈良県葛城市の梅乃宿酒造。
今夜の刺身は、帆立と鮮魚の肝和え。
鮮魚は熟成させた平目。
肝は帆立の肝を使う予定だったが、貝を開けてみると肝が細かったので急遽あん肝に変更したとのこと。
これは日本酒に合って美味い。
飲んでいる酒は、アンフィルタード・サケ 備前雄町 純米大吟醸 袋しぼり 無濾過生原酒。
続いて出された酒は、梅乃宿 本醸造。
この酒はぬる燗で出された。
切れの良い辛口で、ぬる燗が良く合って美味い。
使用米は山田錦とアケボノで、精米歩合は65%。
御椀は、鴨ときのこのお椀。
鴨は何処にあるのかと思ったら、シイタケの中に詰められていた。
香りが素晴らしく、食欲を誘う。
UK-TONE 透音 純米吟醸。
UKは、梅乃宿と蔵人の頭文字。
この酒は、梅乃宿の伝統の味から離れ、蔵人が思いのままに作り上げた酒なのだそうだ。
TONEに透音という文字を当てているように、透き通った旨味とキレを持つ酒だ。
使用米は山田錦で、精米歩合は60%。
甘鯛松笠揚げ、ひもとうがらし。
松笠揚げは鱗のパリパリ感が美味い。
ここで梅乃宿東京営業所の小山さんが酒造好適米のサンプルを持ってきてくれた。
これは岡山県高島地区で栽培された雄町。
兵庫県産の特Aの山田錦。
「これは高いのでしょうね」と聞くと、「はい、とても高いです」とのこと。
梅乃宿 純米大吟醸 吟。
華やかな吟醸香、雑味の無いクリアーな旨味。
これは美味い大吟醸だ。
使用米は山田錦で、精米歩合は50%。
ハタハタ、大和芋と雲丹の海苔巻き。
ハタハタは庄内産。
刻んだ奈良漬けとの相性が良い。
雲丹の海苔巻きには、大葉も一緒に巻かれている。
大吟醸が美味いので、グラスを幾つか重ねてしまった。
産直野菜と豆腐の味噌漬けディップ。
あやめ雪蕪と黄人参に豆腐味噌を付けて食べると、酒が一層進む。
ひやおろし 山廃純米吟醸。
ひと夏低温貯蔵し、熟成させたひやおろしはこの季節の美味。
旨味を増した山廃純米吟醸、しみじみと味わう。
『つな八銀座』でちぃさんと過ごす楽しい夜は続きます。