福岡から遊歩さんをお迎えしてのディナーの続き。
場所は青物横丁のワインラヴァーの聖地、『ルセット』。
メンバーは、遊歩さん、しづちゃん、vinさん、遅れて参加のタナーバさん、そして私。
ユリス・コラン、コントとシャンパーニュを二本飲んだ後は、しづちゃんご持参の素晴らしい赤ワイン。
城戸プライベート・リザーブ、ピノ・ノワール、2015年。
城戸さんは言わずと知れた、ウスケボーイズの三人の名醸造家の内のお一人。
ピノ・ノワールのピュアな果実味を味わうことが出来る、優しい造りにうっとり。
しづちゃん、素晴らしいワインと素敵な笑みをありがとうございます。
パッケリと烏賊のジェノヴェーゼ。
巨大なパッケリにも濃厚なジェノヴェーゼソースがよく絡んで美味い。
穴子のベニエ。
穴子は対馬産。
添えられているのは、フレッシュトマトとズッキーニ。
続いて、タナーバさんから驚きのワイン。
ボルドー、サン・ジュリアンのシャトー・レオヴィル・ラス・カーズ、1980年。
サン・ジュリアンの格付け第二級だが、6番目の第一級と称賛される銘醸。
39年の熟成を経ているが、色合いにほとんど退色は見られない。
滅多に飲むことが出来ないワインなので、大切に味わう。
1980年のセパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン66%、メルロー19%、カベルネ・フラン13%、プティ・ヴェルド3%。
メインは、牛イチボのロティ、バルサミコ&フォン・ド・ヴォーのソース。
素晴らしい焼き色。
イチボは好きな部位なので嬉しい一皿。
大切に飲んでも、五人で飲んでいるのでもうボトルが空いてしまった。
空になったボトルを名残惜しそうに撮影。
最後のグラスには細かい澱が残ったが、1980年という古いヴィンテージの割りには澱は少ない。
ここでvinさんからまたまた驚きのボトルが。
ドメーヌ・マルセル・ダイスの、アルテンブルグ・ド・ベルグハイム、グラン・クリュ、2009年。
マルセル・ダイスと言えば、誰でも知っているアルザスのトップ生産者。
品種重視だったアルザスに、初めてテロワール重視の考えを持ち込み、品種のブレンドを可能としたことで有名。
また、1997年から既にぶどう栽培にビオディナミを導入している。
トロピカルフルーツのような華やかな香り。
蜂蜜、炒ったナッツ、樽、そしてぺトロールのニュアンス。
気品のある甘さの余韻が素晴らしい。
ぶどうは、リースリング、ゲヴェルツトラミネール、フリウラーノ、ピノ・ブラン、シャラス。
ここで更にサプライズ。
私にハピパ・プレートが。
手配していただいたタナーバさん、ありがとうございます。
一緒に祝っていただいた遊歩さん、しづちゃん、vinさん、とても嬉しいです。
デザートにマルセル・ダイスが良く合って美味しい。
今夜飲んだワインは、シャンパーニュが二本、塩尻、ボルドーのサン・ジュリアン、そしてアルザス。
このメンバーでブルゴーニュが無いとは珍しい。
遊歩さんのお陰で、私までこんな素晴らしいワインのご相伴にあずかり幸せ。
お仕事でお疲れのタナーバさんとお別れし、遊歩さん、しずちゃん、vinさん、そして私の四人は青物横チョッパー駅から電車に乗り、次の目的地に向かいます。