広尾のイタリアン、『トラットリア・ミケランジェロ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
ビーゴリの鴨ラグーソース。
ビーゴリはヴェネト州のパスタ。
目の前でビーゴリが作られた時はロングパスタだと思ったが、料理となって出てきた時はショートパスタになっていた。
太いもちもちのパスタが鴨のラグーソースと良く合って美味い。
ビーゴリ製造のパフォーマンス。
この時点ではロングパスタだった。
パスタに合わせて飲んでいる白ワインは、ヴェネト州のモンテ・デル・フラが造るクストーザ、2018年。
二皿目のパスタは、イカ墨のスパゲッティ。
定番メニュだが、これも美味しくて好きだ。
フォカッチャお代わり。
温かい方がやはり美味い。
赤ワインは、白ワインと同じ造り手のもの。
ヴェネト州のモンテ・デル・フラが造る、ヴァルポリチェッラ・クラッシコ、2017年。
美しいルビー色。
チェリーやストロベリーの香り。
口に含むと果実味にスパイシーさが加わり、タンニンは円やか。
洗練されたヴァルポリチェッラだ。
セパージュは、コルヴィーナ・ヴェロネーゼとコルヴィノーネが合わせて80%、ロンディネッラが20%。
光にかざすと、あまり濃厚なワインではないので綺麗な光の像を結んだ。
仔牛のストラケッティ、トレヴィジャーノ風。
フォン・ド・ヴォーのクリームソース。
仔牛肉の上に掛けられたのは、バルサミコとパルミジャーノ・レッジャーノ。
仔牛は優しい味なので、エレガントな味わいのヴァルポリチェッラ・クラッシコと良く合う。
ヴァルポリチェッラ・クラッシコが美味しいので、食後もしばらく飲み続ける。
このグラスは4杯目。
ドルチェはティラミス。
イタリアンで満腹になった後には、ふわふわのティラミスが美味い。
私達のテーブルの横のポスター都市は、ヴェネツィア。
まさに今夜の料理の街のポスターのテーブルに案内されたのだと、今頃気が付く。
今夜の料理もワインも素晴らしかった。
酒巻マネジャーに見送られ、店をあとにする。
外に出ると、外苑西通りを渡りファミマに彼女の朝食用のサラダを買いに行く。
彼女と過ごす楽しい広尾の夜でした。