ハロウィンの夜、西麻布の『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす楽しいハロウィン・パーティーの続き。
赤ワインは初めて飲む銘柄のボルドー。
サン・ジュリアンのシャトー・ラランド・ボリー、2010年。
メドック格付け第二級のシャトー・デュクリュ・ボーカイユのオーナー、ボリー家が所有するシャトーで、デュクリュ・ボーカイユと同じ醸造設備で造られている。
ラランド・ボリーのぶどう畑は、ボリー家がシャトー・ラグランジュから買い取ったもの。
強い果実味を持ち、洗練された綺麗なボディ。
グラン・クリュでないのが不思議なくらいの上質のワインだ。
この2010年VTのセパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロー55%。
肉料理は、随分可愛いマントのゴースト。
北海道産蝦夷鹿バラ肉のラグー~ファントム仕立て~
マントに見立てた衣を破ると、中には蝦夷鹿と野菜、ベーコンの赤ワイン煮込み。
カボチャやニンジンがごろごろ入っている。
ピエロに扮した吉良さんの司会で、じゃんけん大会。
勝利者には色々なワインのプレゼント。
ソムリエールの田中さんも今夜は笑いが絶えない。
この衣装、ポンチョのようでとても暖かいのだそうだ。
ディジェスティフは、ロゼスが造るポート、トゥニー。
フランスで人気のポートだ。
これも私のブログに頻繁に出てくる銘柄なので、詳しい説明は省略。
今夜は、サンジュリアンの赤とポートの並行飲み。
デセールは、栗南瓜の軽やかなムース、ショコラのクランブル、ローズマリーのアイスクリーム~Toussaint~。
La Toussaintは11月1日の万聖節のこと。
〆のデセールのあとはもう万聖節という意味なのだろうか。
サンジュリアンのシャトー・ラランド・ボリーが気に入ったので、最後にもう一杯飲むことにする。
恐らく四杯目で、今夜は白、赤とも飲み過ぎ。
「今夜のパーティーは楽しかったわ。今夜もありがとう」と彼女。
彼女は、パリ祭やハロウィン、そして収穫祭、クリスマスなどのパーティーが大好き。
そして私は、そんな彼女が大好きだ。
来た時には気が付かなかったが、二階のレセプションにはジャックオーランタンが並んでいる。
坂元支配人、内木場料理長に見送られ、店をあとにする。
西麻布のラブラドールのコスチュームは、何の仮装なんだろう。
彼女と肩を並べて六本木通りを歩き、六本木ヒルズまで戻ってきた。
66プラザから見る東京タワーが夜空に明るく輝く。
彼女の明日の朝食用のサラダを買うため、成城石井に立ち寄る。
今夜は夜も更けているので、珍しくサラダの数が少ない。
西麻布、六本木で彼女と過ごすハロウィンの夜は素敵に更けていきました。