六本木の国立新美術館にあるフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
平目とオマール海老とほうれん草のグラチネ、アメリケーヌソースとオランデーズソース。
アメリケーヌとオランデーズの二つのソースを合わせて使うとは面白い。
上には大きな平目の切り身。
そして下にはオマール海老がごろごろ。
なんとも贅沢でしかもヴォリューム満点。
これがリヨン料理の醍醐味。
合わせて飲んでいるのは、アルフォンス・メロのコート・ド・ラ・シャリテ、レ・ペニタン、2011年。
赤ワインは彼女が好きな銘柄。
ボルドー右岸、フロンサックのシャトー・オー・バレ、2009年。
グラスの写真は撮影忘れ。
10年の熟成を経てタンニンは豊かな果実味の中に溶け込み、強いながらも綺麗なバランスのフルボディとなっている。
先にレ・ペニタンのエチケットが変わったことを記したが、シャトー・オー・バレのエチケットも2011年VTでは変更となっている。
マグレ鴨のロースト、エピスの香る赤ワインソース、栗南瓜のピューレと茸のボルドレーズ。
フォアグラの前菜に始まりマグレ鴨のメインで終わるとは、植田シェフの料理はウィットも効いている。
マグレ鴨とはフォアグラを取るために肥育した鴨なのだ。
濃厚な味わいのマグレ鴨と、スパイスを効かせた赤ワインソースが良く合って美味い。
デセールは、ヴァニラ風味の洋梨のコンポート、キャラメルのアイスクリームと共に。
洋梨は丸々一個がコンポートにされている。
これは美味しいが、リヨンの料理はヴォリュームがあるのでもうお腹はいっぱい。
でも、何とか完食。
「ミュゼのお料理は美味しいわね。ワインも好きなものばかりだから飲み過ぎちゃった」と彼女。
「少し酔いが回った君も、とても素敵だよ」と私。
コーヒーが出てきても、私は〆にクレマン・ド・ブルゴーニュのロゼ、ミレジム、2016年。
食後の泡が好きなのだ。
松尾支配人に見送られ、満ち足りた想いで店をあとにする。
三階から見下ろすと、コーン型のエントランスにのみ明るく照明が点いている。
国立新美術館を出ると、振り返って美しい造形を再度眺める。
目の前には、樹々の向こうに六本木ヒルズが聳え立つ。
東京ミッドタウン六本木に戻ると、地下のプレッセ・プレミアムに向かう。
今夜はそれほど遅い時間ではないので、サラダの種類が豊富だ。
彼女の朝食用のサラダを何品か購入。
ここのリカーコーナーも充実しているので一度じっくり見たいと思うが、何時もディナーのあとに立ち寄るのでその時間が無い。
彼女と過ごす六本木の夜は素敵に更けていきました。
















