富山市の『順風満帆』で彼女と海の幸を楽しむ夜の続き。
解禁されたばかりのベニズワイガニの釜あげ。
今夜のお薦めメニューには、”祝 解禁 釜あげ 紅ズワイ蟹”と大きく書かれている。
爪の色艶も食欲をそそる。
表からは見えないが、裏側は殻が切り取られているので簡単に身を取り出すことが出来る。
蟹味噌もたっぷり。
「今回はベニズワイガニは時期が早すぎて駄目かと思ったけど、こんな立派なのを食べられて嬉しい。ありがとう」と彼女は大喜び。
身がぎっしりと詰まっているので、見た目以上に食べ応えがある。
やはり良いお店で食べる蟹は上質で美味い。
満寿泉、羽根屋と飲んだ後は、南砺市の若駒酒造が醸す、特別純米無濾過生原酒 弥久。
富山県産五百万石を用い、精米歩合は55%。
彼女が何かのフライを注文したが、私は食べた記憶が無い。
次の酒は、砺波市の立山酒造が醸す、銀嶺立山 特別純米 愛山 酒中仙。
愛山は好きな酒造好適米。
この注ぎ方が楽しい。
女将さんが親切に富山について色々教えてくれるので、富山ブラックの美味しいお店を尋ねてみた。
すると、「富山ブラックは戦後食べるものが少なかった時に、ご飯のおかずになる塩辛い食べ物として生まれたラーメンなので、決して美味しいものではなく、好き嫌いが分かれます。それを理解したうえで食べて下さいね」と言って、発祥のお店を教えてくれた。
帰ろうと席を立つと、カウンターの端にセイズ・ファームのカベルネ/メルローが置かれていた。
セイズ・ファームは、氷見市にある富山を代表するワイナリーだ。
女将さんに教えてもらったっとおりに歩くと、富山ブラック発祥のお店、『西町 大喜』の駅前店に至る。
でも、「店が閉まるのが早い」と女将さんが言った通り、既に営業を終了していた。
始めて食べる富山ブラックに、二人とも興味津々。
スープの色が濃く、粗挽きの黒胡椒がたっぷりかかっている。
醤油ベースでこの濃さなので確かに塩分が強いが、出汁の旨みも効いている。
このスープには太麺が良く合う。
お腹はいっぱいだと思っていたが、難なく完食。
と思ったら、「ごめんなさいね。半分食べて」と、彼女がお腹がいっぱいだと言ってギヴアップ。
残せばよいものを、彼女の分まで食べてしまった。
富山の楽しい旅は続きます。














