六本木の素敵なフレンチ、『フィリップ・ミル東京』でちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。
『フィリップ・ミル東京』は、シャンパーニュ地方、ランスの二つ星レストラン、『レ・クレイエール』の総料理長、フィリップ・ミル氏が東京に初めて開いたレストラン。
前菜は、フランス産フォアグラのポワレ、ペーシュ・ド・ヴィーニュのチャツネ、インゲン豆、桃とアーモンドのアクセント。
”ペーシュ・ド・ヴィーニュ”とは”ぶどう畑の桃”という名前の赤い桃。
昔はブルゴーニュでは葡萄畑の中に桃も植えられていたそうで、その名残の名前なのだそうだ。
ピンクのソースがこの桃のソースで、緑はネギとハーブのソース。
フランス産フォアグラのポワレ。
日本に輸入されるフォアグラの輸入元は、ハンガリー、スペイン、ブルガリア、フランスの四か国で、その80%をハンガリーが占めている。
実はフランス産のフォアグラは貴重品なのだ。
インゲンのソテー。
上に乗せられた飾りが美しい。
飲んでいるワインは南ローヌを代表する造り手、ファミーユ・ペランのラ・ヴィエイユ・フェルム・ブラン、リュベロン、2018年。
ボトルの上部にはファミーユ・ペランの名前、そして下部にはひらまつの名前が入っている。
魚料理は、しっとりと火入れした平目、ラディッシュの鱗仕立て、シブレットオイルのソース・シャンパーニュ。
シブレットはネギの一種でチャイブとも呼ばれる。
鱗仕立てとは言っても鱗には見えず、もっと綺麗。
『ポール・ボキューズ』の鱗仕立ては薄切りにしたジャガイモを小さな円形に切り出し、本物の鱗のようにびっしりと敷き詰める。
緑は、プティ・ポワのソース。
窓の外には夕闇が忍び寄る。
テラスのオリーブの樹に照明が当てられ、美しく輝き始めた。
肉料理に備え、赤ワインに切り替える。
赤も白と同じく南ローヌを代表する造り手、ファミーユ・ペランが造る、ラ・ヴィエイユ・フェルム・ルージュ、ヴァントゥー、2017年。
今夜三度目の乾杯。
ベリー系の香り、ハーブやスパイスのニュアンスも。
果実味とタンニンのバランスも良い。
セパージュは、グルナッシュ50%、シラー20%、カリニャン15%、サンソー15%で、オークの樽で10ヶ月熟成。
シャンパーニュ地方の赤ワインソースを纏った鴨のファルシー。
これが鴨料理なのかと二人とも唖然。
意表を突く美しさの料理だ。
今夜も中村料理長に感謝。
メイン料理を食べ終えると、デセールの前にテラスを少し散策。
暑い夏とは言え、陽が完全に落ちると夜風が心地よい。
窓の向こうに、私たちのテーブルが見えている。
4階のテラスだが、建物が少し高台にあるのと、周りに遮る建物が少ないので、割と眺望が良い。
ミッドタウンガーデンでは、『ロク・ミッドパーク・ラウンジ』が明るく輝いている。
帰りに立ち寄っても楽しそうだ。
そして芝生広場では、”光と霧のデジタルアート庭園”が怪しく光る。
次々と表情を変えるので観ていて飽きないが、そろそろデセールを食べに室内に戻ることとしよう。
プラリネチョコレートのパルフェ。
敷き詰められているのは、ピスタチオとナッツのクランチ。
メダルには、”フィリップ・ミル”のイニシャル。
もうお腹いっぱいと思ったら、ミニャルディーズが届く。
今夜のはとても大きい。
ブルーベリーとカスタードクリームのケーキ。
コーヒーをゆっくり飲んでいると、既に三時間が過ぎようとしている。
『フィリップ・ミル東京』では上質の時間を味わうことが出来るので、つい長居してしまう。
シェフ・ソムリエの椨さんに見送られ、店をあとにする。
ちぃさんと過ごす六本木の夜は続きます。




















