七月末のこと、大手町のレストランで彼女と待ち合わせ。
大手町の一角に、都心とは思えない、樹々に囲まれたレストランがある。
レストランの前方は石垣で囲まれ、その中にはテラス席がある。
そこは、『ザ・カフェ・バイ・アマン』。
早く着きすぎたので、お隣の「アマン東京」のロビーで一休み。
エントランスには次々と高級車が乗り付けるが、人力車も待機している。
そろそろ時間になったので、レストランに移動することにしよう。
『ザ・カフェ・バイ・アマン』の中に歩を進めると、まず迎えてくれるのは壁一面のワインセラー。
今夜の主役、ミラヴァルのボトルがずらりと並ぶ。
今夜はジェロボーム主催の、「プロヴァンス料理とプロヴァンスワインの会」なのだ。
全面ガラス張りで、外には緑に囲まれたテラス席。
この明るい店内の二枚の写真は、別の日にランチで訪問した時に撮影したもの。
オープンキッチン側にはカウンター席。
キッチンの奥もガラス張りで、キッチン越しに外の緑を眺めながら食事を楽しむことができる。
会が始まるまでは、テラスで冷えた白ワインを楽しむ。
エシュ・エ・バニエ、コート・ド・プロヴァンス、ブラン、2014年。
エシュ・エ・バニエは、ラングドック&ルーションを専門とするネゴシアン。
多くの生産者から買い集めたワインをブレンドし、エシュ・エ・バニエが目指すワイン造りを行っているユニークなネゴシアンである。
プロヴァンスの明るい太陽を想起させる、フルーティーで果実味豊かなボディ。
ぶどうはロール(ヴェルメンティーノ)100%。
都心に居るとは思えない、静かな時間。
と思ったら、彼女が到着。
彼女が外は嫌だというので、冷房の効いた室内に移動。
案内されたテーブルは大きく、何故か三人用のセッティング。
ミラヴァルのバッジが記念品として配られたので、さっそくジャケットに付ける。
中心に描かれているのは、ミラヴァルの敷地に自生するタイムの花。
続いて出されたワインは、エシュ・エ・バニエのコトー・デクサン・プロヴァンス、ロゼ、2018年。
プロヴァンスと言えば、ロゼ。
キリリと引き締まった辛口のロゼが旨い。
ぶどうは、グルナッシュとサンソー。
出席者が揃い、会が始まる。
会の主催者、ジェロボームのカール・ロビンソンCEOのご挨拶。
私たちのテーブルには何故か三人用のセッティングと書いたが、実はロビンソンCEOとご一緒なのだ。
イワシのコンフィ、グレープフルーツ。
南仏らしい料理からスタート。
低温の油で火入れされているので、イワシの風味が良く活きていて美味い。
パンも届く。
大手町の『ザ・カフェ・バイ・アマン』で開催された、ジェロボームの「プロヴァンス料理とプロヴァンスワインの会」の楽しい夜は続きます。