六本木の『トニー・ローマ』で茶目子さんと過ごす楽しい夜の続き。
不思議なことにアメリカでは『トニー・ローマ』に行くことは無いが、東南アジアではインドネシアやマレーシアのお店によく行ったものだ。
ソウルの『トニー・ローマ』にもたびたび通いメンバーズカードも持っているが、今は撤退したようだ。
懐かしいコースター。
若い頃は家でもこれを使っていたような。
パンとバターが届く。
飲んでいるボトルは、オーストラリアのアコレード・ワインズが造る、テサベラ・スパークリング、シャルドネ/ピノ・ノワール。
トニー・ローマ特製オニオン・ローフ。
いわゆるオニオン・リング。
オニオン・リングとフライド・カラマーリは、アメリカン・ダイナーの定番メニュー。
これだけでワインを一本飲めてしまう。
コブサラダ。
スモールでこの大きさ。
グリルドチキン、ベーコン、チーズ、トマト、ボイルドエッグがたっぷりのっている。
スパークリングのボトルを飲み干すと、赤のボトルを抜栓。
選んだワインは、カリフォルニア、ソノマ・カウンティーのクライン、シラー、2017年。
クラインは好きなワイナリーで、二度訪問している。
サステナブル農法を実践しており、ワイナリーには色々な動物が飼われている。
特にロバが人懐っこくて可愛く、人参をいっぱいあげたことを思い出す。
赤ワインで茶目子さんと再び乾杯。
クラインで一番有名なのは古木から造られるオールド・ヴァイン・ジンファンデル。
このシラーも果実の凝縮感が素晴らしく、濃く強く美味い。
アルコール度数は14.5%。
ぶどうは自社農園産を100%用い、フレンチオークの樽(新樽35%)で14カ月間熟成されている。
トニー・ローマ、オリジナル・ベイビー・バック・リブ。
フル・スラブで注文。
ソースは三種類から選べるが、オリジナルBBQソースを選択。
焦げたBBQソースの香りがたまらない。
サイドメニューは6種類から選べるが、ベイクド・ポテトを選択。
アメリカでサイドメニューで出されるポテトに較べると、大きさは1/4といった感じ。
取り分けるのは私の役目。
時間はもう22時少し前。
お腹が空いているので、ガツガツと食べ進む。
フィンガーボウルが出されるのも嬉しいサービス。
気が付くと、客は茶目子さんと私の二人だけ。
このお店、閉店が23時とは六本木の店にしては早い。
店を出ると、既に”CLOSED”の札が出ていた。
週末ならお隣の『ハードロックカフェ』に場所を移してハードリカーを飲むところだが、まだ週の中日、今夜はこれで引き揚げることにする。
六本木交差点に出ても、人出はあまり多くない。
バブルの頃なら、”さあ今から”、という時間だけど、などど思ってしまう。
茶目子さんと六本木で過ごす、映画とBBQリブの楽しい夜でした。