しづちゃんとの楽しい高知二人旅の続き。
土砂降りの中、何とかタクシーの空車をつかまえ、かずみさんが予約してくれた『伊酒屋 りぐる』に到着。
ここはかずみさんのブログで拝見し、是非行きたいとリクエストさせていただいたお店。
「りぐる」とは面白い名前だが、その意味はかずみさんのこちらの記事で。
もっと居酒屋風のお店を想像していたが、お店はとてもモダンな造り。
イタリアンと言っても通じそうな雰囲気。
店内には面白い木製の飾りが至る所に置かれている。
かずみさんが予約してくれたテーブルは、奥の座敷の部屋。
天井にはレトロなファン。
箸置きが可愛い。
赤が私の箸置きで、青がしづちゃんの箸置き。
お店の方の想定と違う順番で座ってしまったようだ。
壁には今夜飲める酒が張り出されている。
獺祭と紀土以外は高知の酒。
家に車を置きに帰られていたかずみさんとHISAKOさんが到着し、四人で乾杯。
お通しは、マイゴと松風焼き。
須崎直送鰹の塩タタキ。
皮はしっかり焼かれているが、身はほとんど生。
東京で食べるたたきはもっと中まで火が入り、白い部分が多い。
そして切り身のこの厚さ。
歯応えがあり、口の中いっぱいに旨味が広がる。
刺し盛りは、左からタチイカ、鰹、上が鯵、下がネイリ。
タチイカはアオリイカのこと。
そしてネイリは若いカンパチのこと。
右端の緑のピューレは、ぬた。
ニンニクの葉が入っているので緑色なのだそうだ。
最初の酒が届く。
徳利が可愛い。
四人で乾杯。
最初の酒は今日訪問した西岡酒造の久礼。
久礼 特別純米 花河童 生酒。
日本酒度+12、アルコール度数19度のイケイケの酒。
”花火を観ながら晩酌する河童”がコンセプトの酒。
エチケットの右隅に河童を発見。
蔵で試飲した時は辛すぎて味わいがないように感じたが、鰹に合わせると驚くほど旨い。
室戸産天然岩牡蠣のポン酢。
最近東京で食べる岩牡蠣は養殖物が多く、こんな立派な殻の天然物を食べるのは久し振り。
身がプリプリで美味い。
濱川商店が醸す、美丈夫 特別純米 夏酒。
愛媛県産松山三井を60%まで磨いて醸されている。
金魚のエチケットが夏の涼を誘う。
アリサワが醸す、文佳人 夏純吟 うすにごり 生も飲んだが、写真を撮り忘れ。
燻製の盛り合わせ。
左から、シシャモ、タコ、ホタテ、エビ、ハランボ(鰹のハラミ)。
南酒造場が醸す、南 無濾過 純米中取り。
口当たりはフルーティーで、後味はキレが良い。
松山三井を60%まで磨き、高知酵母で醸されている。
日本酒度+8の辛口。
四方竹の天麩羅。
四角形の断面を持つ珍しいタケノコ。
須崎直送ウツボのタタキ。
これは珍しいということで、しづちゃんのリクエスト。
文本酒造が醸す、霧の里 本醸造。
四万十の酒だ。
ここでは肉専用(塩対応)と書かれているが、蔵元が肉用の酒として造っている訳ではないようだ。
高知県産風鳴子を60%まで磨いて醸された酒。
土佐あかうしのグリル。
あかうしと言えば熊本県産が有名だが、高知のあかうしも美味いのだ。
マンボウの腸竜田揚げ。
これもしづちゃんのリクエスト。
かずみさんも初めて食べる料理。
しづちゃんが結構ゲテモノ好き、あ失礼、珍しい物好きだということがわかった。
酒のセラーの上にも、飲みたい酒が並ぶ。
ことぶき屋と西岡酒造のコラボ酒、黒尊も発見。
黒尊の記事はかずみさんのブログで。
⇒黒尊
高木酒造のセメブレンドも発見したが、既に空き瓶。
高木酒造でも売り切れで買えなかった酒だ。
料理にも酒にも満足した一行は『りぐる』を出て、次のお店に向かいます。