美味い日本酒と鰹を求めて高知への旅、仁淀川沈下橋 & 伊酒屋 りぐる | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

かずみさん、HISAKOさん、しづちゃんと私で巡る高知の旅の続き。

西岡酒造を出ると、高知市に戻る前に仁淀ブルーと沈下橋を観に行くことにする。

 

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仁淀川は激しく蛇行している一級河川。

今から向かう名越屋沈下橋がある場所も、馬蹄形に大きく蛇行している。

仁淀川を遡るにつれ、雨脚が激しくなる。

 

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いよいよ名越屋沈下橋を渡る。

ルームミラーに写るかずみさんの顔は、緊張の表情。

目が鋭くなっている。

激しく動くワイパーの向こうは雨に煙り視界が悪い。

橋の幅は車一台分。

 

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窓から下を見下ろすと、欄干もガードレールも無い沈下橋の端面のすぐ下には、激しく流れる川面。

 

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これだけ濁流となっているのに、水の色には仁淀ブルーの面影を見ることが出来る。

 

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ようやく無事に渡り終え、車を降りて名越屋沈下橋を観に行く。

 

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先ほど国道で追い越した自転車のおじさんが、猛烈な勢いで渡ってきた。

ちょっと突風が吹けば濁流に放り込まれてしまうのに、怖くないのだろうか。

 

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車が一台渡ってきた。

どうしても助手席側に寄ってしまうので、見ていると車の左側はぎりぎりの場所を走っていて、見ている方がハラハラする。

 

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土砂降りの中、沈下橋の上を歩いてみる。

排水スリットから滝のように流れ落ちる水を見ると、雨の激しさがわかる。

 

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しづちゃんのスカートもびしょ濡れ。

 

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橋の途中には、人や自転車が車を避ける場所が設けられている。

かずみさんが何か説明されているが、HISAKOさんもしづちゃんも腰が引けている。

 

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私も下を覗き込んでみるが、足がすくんで前に出られない。

このコンクリートのテラスは厚みが薄く、4人も乗れば重みで崩れ落ちるのではと不安になる。

 

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川の上流を望む。

これだけの川幅の水位がかなり高くなっている。

 

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下流側も同じ。

 

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大きく蛇行する川の内側は流れが遅く、水の色もブルーが強い。

 

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沈下橋ということは、水面がこの橋を越えることがあるということ。

そんな状況は想像するだけで恐ろしくなる。

 

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名越屋沈下橋は仁淀川本流に六本ある沈下橋の中で最下流にかかる最も長い橋で、191mあるそうだ。

 

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帰り道、車を停めて沈下橋を振り返る。

(ガードレールが無ければ)水墨画の中の風景のようだ。

 

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かずみさんが面白い道をご案内しますと言って連れて来てくれたのは、高知大学前の通り。

ここは高知大学の正門。

 

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何とこの通り、片側の車線が路面電車の軌条の上なのだ。

かずみさんは、電車や対向車が来る中で、それをどうやって避けながら走るのか、その技を私たちに示したかったのだ。

でも、残念ながら電車は来なかった。

 

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道幅が広くなってからは、何台もの路面電車とすれ違った。

車のすぐ横を電車がカタコトと走るのは、面白い風景だ。

 

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こんな新型車両も走っていた。

 

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商店街に来ても、雨脚は弱くならない。

このお店、『コックドール』は高知で一番古い洋食屋さんで、かずみさんは子供の頃、お父さんにここに連れてきてもらうのが一番の楽しみだったのだそうだ。

 

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しづちゃんと私は宿泊ホテル、「高知ロイヤルホテル」にチェックインし、かずみさんとHISAKOさんと一旦お別れ。

二人で同時に予約したのに、何故かしづちゃんは本館で、私は別館。

この写真は、翌朝に別館の私の部屋から本館を撮影したもの。

手早くシャワーを浴び、洋服を着替え、本館にしづちゃんを迎えに行く。

 

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土砂降りの中、タクシーを拾うのに一波乱。

街を流すタクシーはどれも屋根のランプがついている。

「こんな雨でも空車ばかりだね」と言いながら手を挙げるが、一台も止まってくれない。

車の中を覗き込むと、どの車も実車中。

何と高知のタクシーは客を乗せても屋根のランプが消えないのだ。

やっと空車を捕まえ、かずみさん、HISAKOさんとの待ち合わせ場所、『伊酒屋 りぐる』に到着。

楽しい高知の夜の始まりです。