『つな八銀座』で開催された”天麩羅とワインのマリアージュの会”に参加した。
その前に、アペロは何時もの『エノテカ』で。
ちぃさんと銀座駅で待ち合わせ、ギンザシックスに向かう。
今日の『エノテカ』は客が多くテイスティングコーナーはほとんど満席だが、何とか席を確保。
まずはロゼ・ワインで乾杯。
お供は、ハモンセラーノ。
選んだワインは、イタリア、ヴェネト州のカ・ディ・ライオが造る、スプマンテ、ロゼ、ブリュット。
ちぃさんと乾杯。
綺麗な酸味と果実味を持つブリュットだ。
ぶどうは、グレーラ100%。
ハモンセラーノは熟成感があり、とても上質で美味い。
ちぃさんの二杯目のワインは、ロワールのパスカル・ジョリヴェが造る、アティチュード、ソ-ヴィニヨン・ブラン、2018年。
パスカル・ジョリヴェは、ロワールを代表する自然派ワイナリー。
私の二杯目のワインは、スペイン、カタルーニャ、ペネデスのジャン・レオンが造る、3055、メルロー/プティ・ヴェルド、2017年。
このワイン、背景がとても面白い。
ジャン・レオンは数々の不幸に見舞われ、スペインからニューヨークに渡りタクシードライバーになる。
3055はその時のライセンス番号。
その後ハリウッドでフランク・シナトラのレストランで働くようになり、のちにジェームス・ディーンと共同でビバリーヒルズにレストラン『ラ・スカラ』を開店。
そこで大成功をおさめ、故郷のスペインにワイナリーを開設したのが、このジャン・レオン。
そして亡くなる時に親友のトーレス氏にワイナリーを引き継いでもらい、今はトーレス社の傘下に入っている。
再び乾杯。
このジャン・レオン、3055はかなり美味い。
タクシードライバーライセンス番号を冠したこのシリーズは、有機栽培のぶどうを使用している。
時間になったので、本会の場所に向かう。
松屋銀座の『つな八銀座』。
ここで初めてお会いする、HISAE MURAKAMIさん(以降、ひさちゃん)と合流。
ひさちゃんはアメブロで、”レピス ドゥ ラ ヴィ オフィシャルブログ”を運営されている。
私達が一番乗り。
次々と常連客が入店し、あっという間に満席となる。
今夜は四人での参加なので、カウンター側ではなく窓際のテーブル。
今夜の企画は、「イタリアワインと天麩羅の会」。
どんなワインに出会えるか楽しみだ。
ワインを提供してくれるのは、株式会社飯田。
ワインの説明リーフレットを準備してくれるのがありがたい。
そしてランチョマットの紙には、今夜の料理と、ワイングラスを置く位置が示されている。
りりかさんが到着し、四人で乾杯。
改めて、今夜のメンバーは、ちぃさん、ひさちゃん、りりかさんと私。
最初のワインは、ヴェネト州のファットリが造る、スプマンテ、ロンカ・ディ・ロンカ。
ファットリはヴェネトのソアーヴェ地区、ロッサ・ディ・ロンカ村に本拠地を置く、三代続くワイナリー。
ぶどうは、珍しいデュレッラ。
スープり、レモンマヨネーズソース。
アランチーニではないのかと思ったが、ローマではアランチーニのことをスープりと呼ぶのだそうだ。
二種類目のワインは、シチリアのヴァッレ・デラカーテが造る、テヌータ・イビディニ・インツォリア、2016年。
ヴァッレ・デラカーテは6代続く名門。
シチリアの土着葡萄のインツォリアで造られたこのワインは、グレープフルーツやレモン、青りんごのニュアンスを持つ、爽やかなボディ。
天麩羅・壱は、車海老、海老原ファーム地野菜。
まずは王道の車海老の天麩羅。
野菜は、ズッキーニ、紫ニンジン、スティック・ブロッコリー(スティック・セニョール)。
友人たちと過ごす、『つな八銀座』での楽しい夜は続きます。